平成24年5月29日(No5640) 痩身が発する気迫
痩身が発する気迫
日曜日の朝は為すべきことが決まっており、前川静夫さんには届かないがタイムスケジュールは分刻みになっている。それでもここ一年余り出勤に車は使わない。東方礼拝、ディリーのまとめ執筆、28人の畏友へfax通信、周辺清掃、水撒き、花壇へ水遣り、早朝清掃リポート、メール返信、ニュース検索、予定のチェック。その後、この日は兵庫県・篠山へ。
新幹線用のはがき40通(宛名書き済)をかばんに入れて乗り込む。本日の用向きはMDSが経営する「Mランド・篠山校」の創立50周年記念式典への参加。小河二郎会長の謝辞から始まった。ご自身の人生観、経営観を気負うことなく訥々と語られた。しかし、一つひとつの言葉から発せられる気迫に圧倒される。その内容は具体的で分かりやすい。
①哲学のある経営、②幸せが享受できる経営、③ファンを生む経営の3点を挙げられた。具体的な事例は控えめではあるが光彩を放つ。①の原点は「日本文化の継承」は企業の責任に帰すると理解した。あいさつ、そうじに始まる「当たり前」のことが誠実に「行道」で形にされている。今の世に氾濫する「唱道」ではない。それだけに事例のすべてが腑に落ちる。
②あいさつとそうじは人間を変える。「友情」を育み、「絆」を太くする。そのネットワークは全国に分布している。それが企業の背骨になっている。③企業のファンづくりは当然のことながら、企業のある都市・地域のファンづくりを進める。口で言うほど簡単ではないが、全国に益田市ファン、篠山市ファンが増え続けている。言行一致の偉大な存在に感謝。仰ぎ見ることは出来るが、足跡に続くことは至難である。