平成26年7月2日(No6404) 採用活動はこれから
採用活動はこれから
すでに大手企業の採用活動は一段落し、零細企業にとっては7月からが第2ラウンドになる。景気がよくなり売り手市場となった今、欲しい人材が採用できないという悲鳴が聞こえてくる。優良企業は採用人数を増やして積極的に動いているため、零細は極端な人材不足に陥っている。何とか起死回生の手はないものか。昨年はゼロだったから人材ピンチである。
求人の方法としてはご縁のある大学教授にお願いすることが一つ、それに中小企業家同友会の共同求人がある。数少ない成功した企業の取った手法は、若い社員を前面に出して企業アピールしたことにある。若さを売り出す、明るさを売り出す。社長や採用担当者が暗い顔で説明していては学生が寄り付かない。他社との違いをどうアピールするかがポイント。
合同企業説明会では多くの企業が参加しており、文字や口頭でどれだけ伝えても学生の心に響かない。見ただけで他社との違いを示す。それは若さの魅力であり、笑顔ではないだろうか。明るい賑やかなコーナーは遠くからでもはっきり分かる。明かりを求めて人は集まる。山田智恵風の笑い声は学生にとっては魅力だろう。誰もが楽しく働きたいと思っている。
今年は幸いにも会社訪問や採用試験に応募する学生があり、2名の採用内定をした。以前と違って最近の内定書は重みがなく、あっさり反古にされる。多少荷重になっても構わないから採れるときには採るとい積極姿勢で臨みたい。求人資料には若い人を主役に編集し、仕事の紹介などは二の次でもよいのではないか。若い人に仕事を語らせることがポイントだ。
採用活動は①若い社員を前面に出す。②若い雰囲気を実感できるようコーナーを盛り上げる。それが成功への近道になる。