平成26年7月8日(No6410) まだ頑張っていた
まだ頑張っていた
前々回の総選挙で民主党ブームに乗って初当選したH氏から政治活動の報告会を開くという案内が届いた。すっかり忘れていたが「まだ頑張っているんだ」と不思議な感慨に浸った。元々はJR駅のトイレ磨き仲間だった。当時は民主党のブームで多くの仲間が彼を応援した。もう長い間会っていないし、電話も掛からない。政治家を辞めたのかと思っていたが…。
今回も蓮芳議員がやってくる。もはや人寄せパンダにもならない愚劣な政治家に頼ること自体が、彼の政治に取り組む姿勢を物語っている。集まる有権者は少ないかもしれないが、自分自身の政治姿勢を真摯に語ってはどうか。その方が有権者の共感を呼ぶような気がする。しかし、民主党の今の体たらくを見ていると、次の選挙でなんとかなるほど甘くはない。
民主党代表の海江田さんは昨年の参院選で惨敗後、一年経って成果が目に見えなかったら職を辞すると宣言した。成果どころか党勢は衰退の一途をたどっている。集団的自衛権の党内とりまとめもままならない現状では、約束の一年で代表を辞するのが筋だろう。代表戦の前倒しの声が出ていたから、今月は賑やかになるのかと思えば、まだ粘るような雰囲気。
来春は地方選挙が行われるから、党勢回復のために議論するには絶好のチャンスなのに惜しい。党大会で玄葉光一郎氏や前原誠司氏らが一言もの申すのかと思っていたら沈黙したまま。外に向かっては代表批判を声高にするくせに、党の正式な場では面と向かって何も言わない。民主党は野党第一党でありながら、安倍政権に対して何もできない。恥ずかしい。
党再生に向けてバラバラ感を払拭しなければ、細々と活動している待機児童らは行き場所がなくなる。幹部の責任は重い。