平成24年6月20日(No5662) 長生きの三条件
長生きの三条件
中には長生きしたくないという人がいるかもしれないが、不老長寿の薬があれば万金をも費やしたいのが人情である。本心から死にたい! という人はすくなく、高齢になるほど生への執着心は強くなる。日刊紙でチラッと拾い読みしたが、健康長寿の秘訣三条件という見出しがあった。目立たない調査の統計ながら説得力があり、なるほどと納得させられた。
三つの条件とは、①適度な運動、②栄養のある食事、③社会貢献活動の参加。①②は当たり前の話だが、③の社会貢献活動への参加が3位に挙がり、条件に加えられるのは嬉しい限りである。①は週に5日以上。適度な運動の個人差はあるだろうが、年齢を加味すると走るより歩くだろう。徒歩通勤は適度な運動に入ると思われるから、まず合格。
②の栄養のある食事。3度の食事を欠かさないとあるが、バランスのあるおかずには程遠い。肉、魚、豆、野菜、味噌などがピックアップされていたが、肉をほとんど食べないのと量が少なすぎる。3度の食事は欠かさないが、一般的な定時となると不合格になる。③の社会貢献の参加は生き甲斐や意識の問題と思われるから、この分野では合格点がもらえる。
社会貢献活動の参加は週2回以上とある。この三つを実行し続けると、何もしない人より死亡率が51%も減るというから疎かにはできない。長生きは健康で人に迷惑を掛けないことを意味する。生ける屍では生きている価値はない。自己中心の生き方も健康長寿のラインから外れる。いずれにしてもまだまだこれからの意欲を持ちたいものだ。