平成22年10月14日(No5047) 特効薬見つけたり
特効薬見つけたり
親子農業体験塾「志路・竹の子学園」がスタートして8年になるが、グレートサムシング(偉大なる創造主)はたくさんの奇跡を見せてくれた。最近はわが神通力に陰りが見え始めたか、昨年の田植えは大雨に見舞われた。保護者には「雨で大変だったと子供に言わないで…。お陰でたくさんの学びがあったね」とあくまでもポジティブに捉えて欲しいお願い。
世話役たちが「神通力」と囃すものだから、いささか驕りが見えて鉄槌を下されたのだろう。一年間、しっかり反省をした。今期の晴れ塾はそのご褒美かもしれない。などと言っていい気になるとまたもゴツンとやられそうだ。「万縁の会・総会」が終わって丸山正信さん、茨城の塚越康男さん、埼玉の関根正治さんと、短い時間ながらお茶と会話を楽しんだ。
そのうち塚越さんとはあいさつ程度はしたが、話し込んだのは数年ぶり。大沢啓二さんの胆嚢癌の憤死から話題が広がり、木原さんが今生きているのは「竹の子学園」のお陰だよ。あの活動は素晴らしい。自然は病んだ心も身体も治してくれる、と大仰なまでに評価してくれた。癌に罹ると生き長らえたとしても、精神的に病んでしまう。多くの人がそれで旅立った。
幸運にもふるさとの先輩や自然、それに純真な子どもたちが前向きな生き方を教えてくれた。10月塾の打ち合わせのとき、塚越さんの話しを世話役たちに伝えた。「わしらも一緒よ。竹の子のお陰でボケる暇がない。必要とされんようになったら、年寄りはみな沈む。まわりに迷惑を掛けながらあの世行きだ」。感謝の思いは損得を超えた世界へ導く特効薬。