平成29年5月4日(№7323) 五月病の不安障害
五月病の不安障害
苦労の末、やっと2名の新卒男女各1名を採用したが、男子が10数日でリタイアが決まった。女子に比べて根性が足りないのか。4月3日に入社式を終え、やっと1週間を超えたところ、腹痛で休んだ。それからは目がうつろになり始めた。環境変化に対する耐性がないのか、気分が優れず会社を休んだ。自分を責める。他者の視線も気になる。体調を崩す。
仕事には不安はつきものだが、特に慣れない環境での不安は不安障害を起こすことが多い。将来起こる可能性がある危険や苦痛に対する不安が心身を押し潰す。不安の原因を除けず対策が取れないと、不安は増大してしまう。困ったことに精神状態が良くない場合は、不安を特定して対策を取るといったプロセスが困難に思え後回しになる。不安は払拭できない。
腹痛で2日休んだ後、1週間してまた休んだ。2日目までは連絡してきたが、3日目は無断欠勤。五月病症候群の予防は自覚したら医者に診てもらうのが良い。こうした時には億劫になって布団にもぐりこむことになる。益々よくない結果になる。こうした場合どうしたらいいのか。自宅を訪問し布団から出して医者へ連れて行くべきだろうか。本人次第だか…。
結局は第3週目になって親子に連れ立って会社へ来てもらった。母親は「もう一度チャンスを…」というが、あらためて本人に確認したところ「もう働きたくない」という。こんなとき親は切ない。働きながら4年制大学に通わせ、やっとほっとしたところへこの反抗。社長も諦めた。折角の金の卵が消えた。今年も求人活動を頑張って新卒を採用して欲しい。