平成29年4月9日(№7298) 新人らしく仕事を
新人らしく仕事を
新入社員たちは休む暇もなく研修に明け暮れている。慣れないから無茶だと思うかもしれないが、やがて生活のリズムが整ってくる。そうなればしめたものだ。早朝の清掃も、夜の研修も苦にならなくなる。仕事は分かっても分からなくてもとにかくやる、失敗しながら仕事の神髄を身体が覚えてくれる。学生時代とは気分も環境も異なるからしんどいはずだ。
仕事には三つの原則がある。①頼まれたことは必ずやり切る。②50点で良いから早く出せ。③つまらない仕事はない。とりあえずこの3つは覚えておきたい。仕事は質よりもスピードが大切。これは一人前になってからではなく、新人のときの特権だ。①の必ずやり切るためには、まずは期限を守ること。やり切るとは期限を守ることと同意語。これはいつもだ。
②の50点でも良いというのは、100点でも期限に遅れたら何にもならないということ。仕事はテストではないから、すべてを活用することが許される。もちろん上司の力を借りることはOK、どうすればいいかを聞くのではなく、ともやくやってみる。自分の出来ることと出来ないことを理解し、他の力を借りることも一つの能力だ。上司のアドバイスは力。
③のつまらない仕事はない、ということはどんな小さなことも仕事として大切に取り組まなくては、無意識のうちに己の利得で仕事を選ぶようになる。仕事は優先順位を付けなければならないが、それは仕事のやりくりでのこと。仕事は正しく覚えて本来の力を発揮すること。そのためには上司や周りの人の力を活用すること、そうすれば必ず成果につながる。