平成22年12月2日(No5096) 過ぎたるは及ばざるが如し
過ぎたるは及ばざるが如し
先週の全体研修で論語の中から「過ぎたるは及ばざるが如し」などの章句を学んだ。大意は自分ひとりで頑張り過ぎないで、周囲に任せることが大切。その行いによって社員たちが成長し、全体のパワーがアップし成果が挙がるという。その通りだが人間の性(さが)は任せきることに抵抗する。その性を克服すれば仕事は好循環に入るが、分かっていても難しい。
そこで自分の仕事を代役で間に合うもの、自分でなければ出来ないものに分類すると「任せる」大切さが見えてくる。11月に動いた時間を集約すると、移動など含めると540時間超となる。日野原先生や前川静夫さんには及ばないが、労働基準法の2,8倍になる。このままではやがて命が尽きる。代役が可能な仕事をチェックした。あるある。いっぱいある。
とりわけ行政の役職は代役が可能だ。名誉欲さえ捨てれば簡単で、他に迷惑を掛けない。まず任期が切れる安佐北区の広報委員長は再任要請を断った。二つの学校協力者会議は来春の任期まで。社業は人材育成、広報を除いては週一回の現場巡回のみ、裏方の仕事だけだが代役は難しい。要するに「長」の肩書きを捨てれば新しい時間が生まれるというものだ。
残るは金融機関の総代役と「万縁の会」、これは現在では難しいが機会を見て退く。各清掃活動は社員がすべてを背負ってくれている。親子農業体験塾も同様だ。講座と執筆は代役がいないから、命尽きるまでと覚悟。任せ切れば時間の余裕が生まれるかというとそうはならない。天は限度を知っていて、ちゃんと役割を与えてくれる。しかし、仕分けは大切だ。