平成22年12月3日(No5097) 「人生講座」が新たな展開へ
「人生講座」が新たな展開へ
会社を訪れるお客様を増やす目的でスタートした「人生講座」だが、天はその邪な思いを許してくれたのか足掛け3年も続いている。ほかに「リフォーム物語」「整理整頓講座」「耐震講座」「住まいる塾」「健康教室」などがスタートしたが、いずれも頓挫した。どの講座も長期展望を持っていた訳ではない。素直に生きると銘打った「人生講座」も同じだ。
スタート時は鍵山秀三郎さんが執筆された月刊誌「致知」の「巻頭言」を、教材として使わせてもらった。続いた要因はいろいろだが、メンバーを熟年者に絞ったこと、教えるのではなく学び合う形にしたこと、人生の根っこをテーマにしたことなどによる。第1期では「都市と農村の交流」活動まで展開した。4回目から午前と午後の部、2クラスに広がった。
今でこそ少しは体裁も整ったが当初のいい加減な進め方は、いま思い返しても冷や汗をかくほど恥ずかしい。2期目から各期6回開催とし、テーマも定めてテキストを用意した。ほどよい自己顕示欲を持ち、知的好奇心の強い熟年者は少なくない。メンバーの出入りはあったが、内容は日を追って充実してきた。自由闊達な意見交換で満足感が得られようだ。
想定外の展開も生まれた。メンバーの中から4名もの新たなリーダーが誕生し、「生涯学習・プラスワンステージ」と名付けて毎週水曜日に開講している。3ヶ月のサイクルですでに6期目が進行中だ。歴史探訪のバスツアーも誕生した。これからどのようにウイングが広がるのか興味深い。平成23年のスケジュールも決まった。当初の邪な思いは許されたのか。