平成23年3月22日(No5206) 名前今昔
名前今昔
「卒業記念トイレ磨き」で臭い仲になっている児童の門出を祝うために、小学校の卒業証書授与式に参列した。もともと講堂(体育館兼用)は寒い場所だが、この日はかつて経験したことのない寒さで冷え切った。マフラーをたたんで座布団代わりに使い助かった。東日本大震災に遭遇された被災者の皆さんを思えば、口が裂けても愚痴を言ってはならない。
子どもたちは半ズボンと短いスカートで寒くないのか、元気いっぱいに役割を果たしていた。ここでも来賓は名前を呼ばれて「ハイ」の返事がない。慣れていないのか、照れくさいのか、子どもたちの前だけでも格好をつけてほしい。あとに続いてくれるかと期待したが、今年も不発に終わった。少なくとも子どもたちには求めているのだから、範を示したい。
卒業生名簿を見ると、子どもたちの名前は年毎に読みにくくなっている。真依(まい)、恋(れん)、大夢(ひろむ)、翼(たすく)、颯(そう)、稚菜(わかな)、涼風(すずか)、湧麻(ゆうま)、恩(めぐみ)、瑠愛(るいと)、和花(のどか)、瀬海(せと)、柊麿(しゅうま)、颯一(はやて)、采加(あやか)、佳音(かのん)、美裕(みひろ)。読み方を間違った。
先生の名前はシンプルで読みやすい。特に女性教師の大半は「子」で締めてある。年齢から推測すると私たちの年代が命名している。漢字は読みやすく、振り仮名は短く。男の子は「雄」「男」「夫」「郎」、女の子は「子」「恵」「枝」が多かった。一時、-(はじめ)、了(りょう)が流行った。すべての児童に一筆書きするが、難しい漢字も多く苦労している。