平成23年3月25日(No5209) 井上わこさん逝去
井上わこさん逝去
盲導犬歌手として著名な井上わこさんが、去る3月16日、66歳で波乱の生涯を閉じられた。23年もの長きにわたって目の不自由な人たちに盲導犬を贈り続けた生涯は、拍手喝采を送りたい。盲導犬が必要なのはご自身であったのに、妹の赤崎帯子さん、お母さん、後に結婚された蜂谷さんなど多くの人に支えられて活動は続けられた。ご冥福をお祈りする。
亡くなられた記事は新聞にも大きく取り上げられたが、迂闊にも見落として葬儀に参列できず申し訳ない気持ちでいっぱいだ。あいにく叔父の訃報と重なり、通夜、葬儀、法要などで新聞を見ていなかった。赤崎さんから「偲ぶ会」の連絡をいただき、恥じ入ったしだい。24日は先約があったがキャンセルして参加させていただく。世に必要な人を失うとは!
わこさんとは20年を超えるお付き合いで、盲導犬の贈呈式には欠かさず祝福に参加させていただいた。広島市から名誉市民の称号を贈られたことをきっかけに、秋葉忠利市長もお祝いに駆けつけておられた。岐阜県の梅村昭博さんの肝煎りで盲導犬クリスマスチョコを全国に販売し、その収益で活動が続けられた。鍵山秀三郎さんも全国の店舗で協力された。
13年前に立ち上げた「中田ひろしと共に日本を良くする万縁の会」には、先立って賛同され今日まで会員として政治活動を支えてもらった。本年も2月6日に会費を納入されたばかり。毎年、「中田宏を囲む会」に花束を持って参加。エンディングでは全員が輪になって、わこさんの持ち歌を合唱するのが常だった。中田宏より哀悼のメッセージが届けられた。