平成23年1月4日(No5129) お歳暮清掃の価値
お歳暮清掃の価値
平成4年に「お歳暮清掃」をスタートさせたから、今年末は20回の節目になる。幾多の問題点はあったが、その都度クリアーにして今日まで繋いでもらった。お客様宅の門前清掃と簡単に思えるが、昨年末のように180ヶ所ともなれば、もはや地獄の特訓に等しい。一日に8時間も竹箒を使うなんて掃除の経験がある人は、よくやるよと感心されるだろう。
全員営業をスローガンにしているが、地域を担当している営業マンは4名。とかく成績は数字でのみ評価しがちだが、決してそうではない。時には担当地区外から営業物件が上がるが、これはフロックでしかない。担当地区から自力で物件を掘り起こしてこそ価値があり財産になる。日頃の活動を目で確認できるのが、「お歳暮清掃の価値」と言える。
掃除箇所の数と密度、お客様との交流、案内する姿などを見ると、一年間の営業活動がくっきりと映し出される。初穂とあいさつ状、白ネギを手にしてお客様に年末のあいさつをするが、それは営業マンにとって晴れ舞台である。このブロックの端から端までと指示するさまは、まさに百万両の役者姿だ。一年間の活動の集大成を社長はじめ全員に見せ付ける。
受注にいたるハウツウはいくつもあるが、基本は「お客様のために精いっぱい尽くしているか」に尽きる。結果よりもプロセスの大切さがここにある。担当者とお客様、地域と会社が一体になってこそ、結果として数字が伴う。プロセスのない数字は評価を誤り、数字に振り回され、好結果をもたらさない。亀崎地区は見ていないが、口田、倉掛、真亀は◎。