平成23年5月1日(No5246) 売れる営業(End) 「今だよ、今しかない」
売れる営業(End) 「今だよ、今しかない」
契約が取れず、お客様の断りが続く。失敗すると「次もダメなのではないか」と疑心暗鬼になる。落ち込むばかり。誰にもそんな日々はある。平坦に日々を過ごしているものはいない。そうした失敗はすべて『過去』のことでしかない。過去を悔やむよりも、その失敗を糧として『今』の瞬間に最大限の力を込める。『今』を変える努力をすれば『未来』は拓ける。
宮崎県で活動する畏友・藤岡穂積さんが、墨痕鮮やかな筆書きをとどけてくださる。すべての書に「今だよ!」と付け加えてある。先日、広島掃除に学ぶ会・300回記念大会で講演された鍵山秀三郎さんは『過去の蕾が咲いている今、未来の蕾でいっぱいの今』の言葉を引き合いに出され、『今』は『過去』と『未来』の架け橋だと、大切さを諭された。
失敗したままでダメージを受けていては、さらに失敗を重ねてしまう。失敗はすでに「過去」のもの、即座に「今」に集中する、「未来」をよいものに変える努力をする。「またダメかもしれない」とお客様宅の前で怯むこともある。それは「未来」に対する杞憂でしかない。結果は始める前から決まっているわけではない。やってみなければ何も始まらない。
「売れる営業」ついて①~最終回まで、書かせてもらった。大半は自分の経験と願いが占めている。結果を求める努力は花咲かないが、無心の努力は必ず実る日がくる。そのためにも今を大切にする。当たり前のことを当たり前に続ける。好調なときは改善・改革は難しいが、不調の今こそ絶好のチャンス。今しかない。天井の筆書きを見よう。『今だよ!』。