平成23年5月19日(No5264) 『HOW』&『WHY』
『HOW』&『WHY』
最近は人間関係や経験だけでは商売がうまく行かなくなったような気がする。適切な情報に基づいて、論理的に考え、そして行動しなければ成果が得られない。つまり「論理的思考力」が裏付けとして必要なったということ。無闇やたらに長時間働いても、ど根性で頑張っても報いられないのが今の時代。論理的といっても屁理屈を捏ねることではない。
伝えたいことを如何に分かりやすく相手に伝え、納得させることが出来るか。提案のときも、見積もりを提出するときも同じ。だらだらと同じことを繰り返していたのでは、お客様も辟易される。データの量や言葉の量でもない。それぞれの個性を生かしながら伝え、お客様に結論を出していただくのが仕事。キチンと伝わり、納得して貰えば、当然契約に至る。
思考力は一気に強くならないが、強くする機会はいくらでもある。会議やミーティングでも、相手に伝わるように、考える対象を分けて整理する。その都度が訓練の場となる。続けていれば物事が整理して分かり、明快に因果関係が把握できるから、少しずつ思考力がアップする。いま3時間掛かっている仕事が30分で出来るようになるかもしれない。
『HOW(どのようにして)』。大きな課題を設定し、その課題を少しずつ分解して整理する。『WHY(なぜ)』。起きている問題を「なぜ?」と問い掛けながら、原因を探り出す。もっと売上を伸ばしたい漠然と思うだけでは、営業成績の改善につながらない。常に「どのように?」、「なぜ?」と問いかけながら、論理的思考を血肉にすると意外にも簡単に解決