平成23年1月17日(No5142) 嬉しいご縁を生かしたい
嬉しいご縁を生かしたい
フォーラム新聞は156号になるが、創刊して25年になる。最初はA4・4㌻でスタート。当時としては珍しい二色カラーで200部を発行、B団地の一部に手配りした。本社屋の設計が出来る前のことで木造二階建ての計画だった。編集・制作はプロに委託したが、資金が続かず二号で挫折。続いてタブロイド版2ページで隔月発行した。ともかく続けた。
阿呆な広報活動だと冷やかされたが『モノは売らない、理念を売る』方針は曲げなかった。やがて二色カラーになり、オールカラーに変身した。隔月発行が苦しくなり季刊としたが、逆に思い切って4㌻から6㌻に踏み切った。「広報紙・フォーラム」に投じた経費は2億円を超える。馬鹿なことをしたという思いもあるが、過ぎてしまえば大したことはない。
プロに依頼したら格好よくできるが、お客様に思いが伝わらない。その上、膨大な費用が掛かる。40号を越えたころに中国新聞の記事になり、やっと素人の新聞作りが社会的にも認知された。今回のアンケート調査は途中だが、お客様との強い絆が生まれていることが確かめられた。新しいお客様のご縁を仕事と地域の活性化に生かすのは、これからの課題。
どんな計画も花が開くには10年では足りない、20年も30年も掛かる。まさに『担雪埋井』の箴言がぴったり。他社がどんなに逆立ちしても追っ付けない武器を得たが、生かせないと宝の持ち腐れになる。過大な期待は慎まなければならないが、「卯年」のご利益で高く跳ねそうな予感がしている。「継続はあらゆる改革に勝る」(市信用・山本明弘理事長の言葉)。