平成23年1月23日(No5148) はがき道友の快挙
はがき道友の快挙
平成15年11月、師事する寺田一清先生のご縁で、第6期「天分塾」で拙い経験談を聞いてもらった。同年の1月末に胃がんの全摘出手術をした後だけに、少し厚かましすぎたのでは反省している。受講生の中に愛知県豊田市の坂部智一さんがおられた。そのご縁ではがき往来が始まった。新しい出会いには、はがきで感謝の思いを伝えることにしている。
最近は出かける機会が減って、新しい出会いは少なくなっている。当時は三桁のご縁があったと記憶している。はがき道を志す人は多いが、続ける人は極めて少ない。坂部さんとはその後、二度ほど会ってごあいさつした程度。しかし、はがきのやり取りは続いた。その枚数は4百通を超える。故金平敬之助先生の8百通に次ぐ数のはがきをいただいている。
坂部さんから平成23年1月17日付けで「2,010年の発信はがきが3,656通になった」と喜びの報告があった。一日平均10通だが並大抵の努力ではない。快挙である。その足跡は坂部さんの交友の広さと人生の深さを物語る。一昨年結婚し、一児が誕生。いつの日か父の偉大さを、複写はがきの控えが語ってくれるだろう。はがきは丁寧な文字で10行。
同じ1月17日付で東広島市の中原久夫さんから、「はがき道に入り26ヶ月目にして本日18通の来信があった」と嬉しいはがきが届いた。これまたびっくり。中原さんの幸せそうな笑顔が浮かぶ。本業はもとよりボランティア、掃除、滝修行、弱者の支援、地域の活性化活動など、超スーパーマンの日々。はがきは達筆の10行。天はよく見ておられる。