平成29年1月11日(№7210) 受忍できない自己中社会

受忍できない自己中社会

最近の老人は我儘になったといわれのない批判を受けるが、老人のみならず若い人も同じである。私が住んでいる町内は老人社会であるが穏やかに暮らしていた。近年になって若い夫婦が引っ越しして子どもを続けて2人もうけた。賑やかになった。しかし、止まらない泣き声はうるさい。特に夜中は暮らしを変える。中年夫婦から文句が出た。しつこいほど。

 

確かにやかましい。わが家では泣き声が聞こえると窓を開ける。子どもの少ない地域社会の泣き声は珍重すべきだ。うるさいほど泣いて欲しいと願う。子どもの鳴き声くらいは受忍の範囲である。その程度のことを咎めていては、地域社会が成り立たない。しかし、わがままは酷くなる。自分の都合がいいように世の中が回らなくては許せない。我慢が出来ない。

 

保育施設の子どもらが出す音や声を巡り「うるさい」と苦情を受けた全国主要146自治体のうち109自治体に上ることが読売新聞の調査で分かった。苦情が原因で保育施設の開園を中止したり延期するケースもあり、施設の整備や運営が年を追って難しくなっている。子どもの煩さ程度は賑やかの象徴として受忍すべきではないだろうか。当たり前と思うが。

 

広島市にサッカーグランドを新設する候補地に、中央公園が選ばれた。早速周辺の住民から「やかましい」という理由で中止の申し入れが広島市にされた。試合があれば数万という観客が集まるからうるさいだろう。中止ではなく煩くないようにという話し合いは出来ないのか。住民のわがままを許していると世の中は動かなくなる。やがて人はいなくなる。

 

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