平成28年12月11日(№7179) ぼつぼつ退院
ぼつぼつ退院
今回は二週間の予定で入院したが肝数値が改まらず、予想外の入院生活を送ることになった。入院の翌日には抗がん剤の治療を終え、その後の計画に沿って経過治療を続けた。当初は順調であり、予想外に健康だと医師も喜んでくれた。それでも治療は予定通りに進めた。ところが一週間を超えた当たりから発熱が始まり、血液検査の数値が急上昇した。
二週間を待たず十日くらいで退院できると予測していた。しかし、数値が上れば退院は出来ない。毎日の朝夕抗生物質を点滴し、採決し血液検査差を行う。結果の説明を受ける。心疾患があるからレントゲン撮影もある。とかく現代の治療について週刊誌はうるさいが、素人に病状が理解できるものではなく全て病院と医師を信頼し、その判断に疑問を持たない。
一週間を過ぎて病状は安定し、熱も平熱に戻った。只肝数値のみ高い。ようやく11日目になって下がり始め安心をした。標準は0,00~0,300だが下がったと言っても4,250ある。運が良ければ16日目くらいには退院できそうだと主治医のご託宣である。しかし落ち着いただけで肝臓がんが完治した訳ではない。少し小さくなって大人しいだけである。
このままでは出来るだけ肝臓がんと仲良くし、他の臓器には遊びに行かないようにしてもらいたい。そうすれば4カ月に一度程度の入院治療で済むかもしれない。一生そういう暮らしが続く。運が悪いと言えばそれまでだが、出来たものは仕方がない。痛くもないし暮らしに不自由もない。4カ月に一度程度の入院治療を受ける。それも楽しみに転嫁したい。