平成28年12月4日(№7172) 会議のNG発言
会議のNG発言
会議は決められた時間内に予定した成果が得られなければ、無駄に終わる。いやマイナスになるかもしれたい。いちばんいけないのは主宰者がだらだらと愚痴らしきことを述べることである。これは会議ではなく主宰者の独壇場である。会議はある程度予習して臨むこと。集中して話を聞いていると「確認作業」としての質問も的確にでき、時間の無駄がなくなる。
会議におけるNG発言は、誰かの発言を受けて「でも」「しかし」「だって」「だけど」「そうは言っても」のような言葉。これらは「相手の言葉を受け取らない意思表示の言葉」である。人間は社会的な生物なので、相手に「受け入れられた」と思うと本能的に安心し、思考を安定させる。安定した思考は会議をより効率的なものにし「決定する」という会議に沿う。
会議のNG発言は多々ある。それを一つずつクリアーすると会議の効率は驚くほどアップする。「いつも」「みんな」「たくさん」など数値化されない言葉は使わない方がいい。これらの言葉は「感情的・感覚的に使われる言葉」で個人差が非常に大きい。「いつも」「しょっちゅう」「たまに」などは時間軸の単位を明確にし、頻度を数値化する。データで裏付けたい。
「みんな」「ほとんどの人が」「参加者の大半が」。人数がどれくらいの母数で、そのうちの何人が該当するのか明確にする」「たくさん」「いっぱい」「ほんのすこし」。ボリュームを表す言葉として「何と対比して」多いか少ないかを明確にする。グローバル基準で考えれば数字は究極の共通語。できるだけ数値化する習慣をつけておくと話が伝わりやすい。次回に。