平成28年12月3日(№7171) 病人らしくする
病人らしくする
入院に際してたくさんの思いがあった。人生はたそがれると思いがけない不安が生まれる。何といっても近隣には認知症が多い。二週間の入院と言われるが、その間ポーとした時間を過ごしていると脳内が衰える。頭を使っていると何となくその難を逃れるような錯覚を起こす。病気を治しに入院するのだから治療に専念すればいい。だが簡単にそうはいかない。
日常と同様に何かする準備で入院する。まず20年来続けている「ディリーメッセージ」の執筆。700字の短文だがインターネットで日々雑感を公表している。他には毎週開いている講座のブログ、掃除の記録など。毎日届くハガキの返信とリフォームの相談、見積もり、契約の礼状、講座参加者への礼状など、結構な数量になる。怠ると頭の動きが鈍くなる。
そのためには迷惑を掛けるが社員の協力が必要になる。まず来信のハガキを持参してもらうこと、日報からお客様情報をピックアップすること、パソコンから原稿を抜きだしホームページにアップすることなど、簡単ではない。それを休まず続けること。結構な負荷になり苦労を掛ける。決めたらとことんやる。そうしなければ認知への道に一直線になる。
昨日に続いて熱が続く。多少の体調不良は我慢してやるべきことをやる。その上、年寄りたちが見舞いに来て話をしながら賑やかす。2日間も不調が続くとなすべきことが溜まる。今日も熱が高い。昨日に続いてであるが、楽ではないし何よりも仕事が溜まるのがつらい。看護師の指示に従って大人しくしておく。まずは我慢の一日に心掛けたい。楽ではない。