平成28年11月19日(№7157) 呑気な沖縄県知事
呑気な沖縄県知事
沖縄では米軍普天間基地を名護市辺野古へ移設することを巡って、県と政府が対立し膠着状態に陥っている。米国の次期大統領に当選したトランプ氏は、選挙戦の演説で「日本に駐留米軍の経費全額負担を求め、もし応じなければ米軍を日本から撤退させると示唆していた。翁長知事としては基地撤退の期待を込めてトランプ次期大統領に祝電を届けた。
沖縄の米軍基地は日本を守るためにだけあるのではない。米国の安定にも世界の平和にも貢献している。トランプ氏が本気で日本に全額負担させようとは考えていまいが、米国にも役立っており応分の負担をするように求めたい。もしも沖縄から米軍が撤退して「振興予算も基地経済もなくなったらどうやって生きていくのか」。困るのは沖縄自身ではないか。
沖縄県のワシントン事務所にトランプ氏との面会を申し入れるよう指示したというが、祝電にも「大統領就任後は米国と沖縄との関係について話し合う機会をつくっていただき、双方にとって良い結果になるよう強力なリーダーシップを発揮されるよう期待しています」と添えている。これまでも訪米し交渉を試みたが、相手にされなかったことを思い出せ。
そもそもトランプ氏との面会実現自体に疑問が出ており、「ほんとうに相手にされると思っているのか」。国の交渉事だから安倍首相と喧嘩していたのでは始まらないだろう。米軍基地がなくなったら日本も困るが、沖縄はニッチもサッチもいかないのではないか。翁長知事がおかしな言動をすると沖縄県は壊れてしまう。反対運動の正体もはっきり見えている。