平成23年6月8日(No5284) 鉄人もぼつぼつオイル切れ
鉄人もぼつぼつオイル切れ
年齢のことは余り考えないようにしているが、何でも「ハイ喜んで…」と請けていると何処かに無理がくるのだろうか。心配しても仕方がないが「天は決して無理な役割を押し付けない」と信じているものの、ネガティブなアドバイスをもらうと心に引っ掛かりが生じる。それを押し退けるのはポジティブな行動予約、つまり次々と約束をすることに尽きる。
横浜の畏友・岩崎千江さんから電話が掛かった。先日、命の綱である新潟の切り餅をたくさんプレゼントいだいた。岩崎さんとは三度も一緒にブラジルの掃除に参加した。掃除の合い間を見て観光もした。アマゾンの探検、リオのカーニバル、世界一のイグアスの滝など何度も見せてもらった。残念ながら、もう24時間ものフライトは耐えられない年齢になった。
先日「何処かへ旅をしたいね」とのはがきに「出来れば富士山麓の松永泰然さんの寺を訪問したい」と返信した。今日の電話は「6月26日に松永夫人の七回忌法要が営まれる」との連絡だった。松永夫妻はサンパウロでリフォーム店を経営していた。訪問の都度、親身も及ばぬ世話になった。松永さんはお寺の跡継ぎになったが。夫人は帰国直前に亡くなった。
偶然とは思えないほどのご縁を感じた。静岡県富士市は遠いが、スケジュールをキチンと組めば何とかなる。多用なときこそ何事も断らない、空いておれば「ハイ、喜んで…」。そうやって自分を追い込んでいくと、鉄人の潤滑油も回り始めるような気がする。土曜日の最終新幹線で上京し、午前10時半開始の法要に参列する。夕方には帰宅している。