平成28年8月25日(№7071) 民進党の代表選
民進党の代表選
民進党の代表選出は9月15日投開票される。岡田克也代表が参院選惨敗(本人は勝利と言っている)の責任も取らず、いたずらに時間を費やしていた。ようやく我に利あらずと悟ったか、代表選の立候補を辞退した。当たり前のことのように後継者として今度は蓮舫代表代行を推薦している。今のところ優勢なようだが民進党の今後はどうなるのか不明である。
蓮舫氏はどんな政治家なのか。民主党政権時代の無茶苦茶なやり方を批判しても始まらないが、「私は岡田代表が大好きです。ただ1年半一緒に仕事をして、ほんとうに詰らない人間だと思った」。直属の部下からここまでコケにされて笑ってすますのか。モデル、タレント、女優、司会者、キャスター、リポーターと多彩である。野党第1党の代表としてはどうか。
ここへきてやっと前原誠司元外相が立候補の決意を固め、決意表明をするという。何とか恰好はついたが前原氏も蓮舫に負けたのでは立場がないし、民進党の品位も問われるというものだ。難しい事は会議をしないのが民進党の伝統だが、争点は憲法改正の是非や共産党との「民共」共闘路線の是非なのか。少なくとも共産党との共闘は多くの党員がノーだろう。
蓮舫氏は政治家が本業での日は浅い。いずれは総理にと言っているが日本の政治も舐められたものだ。前原氏を支持している訳ではないが、主義主張はともかく蓮舫氏よりは政治家らしい。蓮舫氏が代表に選ばれるようでは民主党が壊れる。堂々と主張を張り合って日本の野党の健全さを見せてほしいが、分裂するくらいの激しさで戦って欲しいものだ。