平成23年7月1日(No5307) フォーラム・158号
フォーラム・158号
6月29日、7月1日発行予定の「フォーラム」158号が納品された。感無量の思いで手に取り喜んだ。地域の情報誌に過ぎないが、企画・編集・執筆の立場では思い入れが殊更に深い。発行は年4回の季刊だが、プロでもアマでもできない特殊な仕組みになっている。実務を担当していた田口さんが157号を置き土 産に子育て退社した。さあ困った。
自分の原稿締め切りにルーズで人には厳しい。編集やデザインに口うるさい主幹の面倒を見るのは大変だ。そういう人間を相手に仕事を進めるのは難しい。外注で済ませるほどなら発刊を止める。そう覚悟して今井さんに実務を依頼した。快く引き受けてもらった。表面上はニコニコ対応してくれたが、実務は予想をはるかに超えて厳しかったのではないか。
新聞の山を見て、正直ホッとしている。初めての経験なのに期日を前に仕上げてくれた。仕事を先延ばしにしない日頃の習慣がものを言ったようだ。期限があって、中身が要求されて、結果として商売につながる。それが広報の役割ではあるが、作り上げるプロセスの葛藤については、実務に携わっていないと理解できないだろう。厳しいだけに達成感は抜群。
かつては発行がルーズだった時代があった。杉田さんから福島さんに担当が替わって、発行日前に発刊することが当たり前になってきた。その伝統は田口さんに引き継がれた。何とかスムースに編集作業が進み始めた矢先に第二子出産。急遽、今井さんにバトンタッチとなった。失敗を人のせいにしない、言い訳をしない、腹を立てない。一緒に働いていて楽しい。