平成28年7月18日(№7053) 一流の人は悪口を言わない
一流の人は悪口を言わない
一流の人は悪口を言わないと脳学者は強調する。政治家たちは悪口の言いっ放しだから、一流の人間はいない勘定になる。都知事の選挙戦でも各候補は都民のため、東京都のため政策を語るが本気かどうか怪しい。脳学者の言によると「脳の仕組み」は自分が口にした全ての言葉を「自分のこととして受け入れるため、他人への悪口も自分に向けたものと理解する。
使う言葉によってその人の品性が、磨かれることもあり反対に卑しくなることもある。自戒を込めて「○○さんが悪い」「○○さんはひどい」と言わないようにしたい。○○は自分の名前と理解したい。自分が口にする言葉に「やさしさ」や「思いやり」が込められているか、振り返ってみたいものだ。日々の言動が自分を高めるようになるには相当の習慣が必要だ。
企業で経営者と社員の間は何によって結ばれているか、考えてみたいものだ。社長と社員の間に相思相愛の関係が出来ることが好ましい。一般的には利害が相反すると言われるが、いい会社では決してそんなことはない。社長は「社員がよくやってくれているので助かります。」と言葉の端々から伝わるようになれば、社員も社長の応援団に変わるに違いない。
わが社の広報紙「フォーラム」は〝自省自戒〟なるタイトルの社長欄があるが、社長の社員に対する「和顔愛語」が表現され、そのまま受け入れられるとよい。言葉はそのまま実行してこそ価値を生む。「言葉を変えれば、そこから必ず人間関係も変わる」と教えられる。怒り顔で怒鳴ってばかりいてはたれも心から従わない。経営者は常に「和顔愛語」が大切だ。