平成23年7月5日(No5311) No.1活動
No.1活動
『昨7月1日をNo.1の日と定めて記念行事をすることにしました。トイレ掃除の「重美塾」が一位になりました。入塾者も3万人を超えました。続けることの大切さを噛み締めております。ありがとうございました。お礼まで。小河二郎』。嬉しいはがきが届いた。お礼を言われることは何もしていないが、この人にしてこの奥ゆかしさ。唯々、低頭のみ。
「No.1活動」とは懐かしい言葉だ。20数年前、反則金制度を定め、社員から規則を守れなかった都度、500円の反則金を徴収していた。そのお金の透明性を保つために生まれのが「№1活動」だった。誰にでも、毎日、出来る、やさしいことが活動の条件。順位は投票で決める。1位5000円、2位3500円、3位1500円、足りない分はポケットマネー。
引き出しの整理整頓は大切なことだがアピールしにくい。目立つために「徒歩通勤」を決めた。簡単ではなかったが、ともかく続け1位になった。次の月も目標は「徒歩通勤」。慣れてきたせいもあって続けられた。ところが一票も入らなかった。理由を聞くと「先月と同じでは進歩が認められない」。そのとき勝負をかけたのが「ゴミ拾いつき徒歩通勤」。
再び1位に帰り咲いた。ゴミ拾いをはじめたのは鍵山さんとご縁をいただく前のこと。鍵山さんから教わったのは「ゴミ拾いをさせていただいている」という気持ち。「傲慢」の鼻先を叩かれ、対極の「謙虚」に向かってひたすら掃除。まだ十分とはいえないが、謙虚の世界に爪先は向いているのは確実だ。どんなに金銀を得ようと傲慢では生きていかれない。