平成23年7月8日(No5314) 続けることの価値
続けることの価値
ひそかに師と仰ぐ鍵山秀三郎さんは「誰にでも出来る平凡なことを、誰にも出来ないくらい非凡に続けてきた」と半生を振り返りながらよく話してくださる。いまはがきに押印している篆刻『凡事徹底』(塚本恵昭作)の極意である。多くの方から感想をいただいているが、鍵山秀三郎さんと結び付けられる評が多い。文字を彫っても悪くないと助言をもらった。
はがきに『凡事徹底』を押印し2カ月を経過したが、驚いたことにはがきを書かせていただく枚数が急上昇している。第一号は2011,5,1付けで北九州市の石丸龍さんに書かせていただいている。もうすぐ1000通に届く。はがきは一日10通が目標。今年に入って1月/327、2月/383、3月/476、 4月/454、5月は何と507通に達した。刻印が後押し?
6月はややペースが落ちたが、それでも半年経過で2543通。目標の1830通を大幅にクリアーしている。有り難い。「凡事徹底」には「日々完結」が欠かせない。「日々完結」が「継続力」を養ってくれる。このように考えると「凡事徹底」とは「生活習慣」から生まれると分かる。紙一重の差だが「先送り」も 「手抜き」も習慣の産物ではないか。
人間の三毒といわれる「瞋恚」「貪欲」「愚痴」を追放するには、「凡事徹底」の生活習慣が最速の道と理解している。鍵山さんから具体的に教わったのは「あいさつ・そうじ・はがき」の実践だ。といって言葉で指導を受けた訳ではない。15年も周りをウロウロしながら、鍵山さんから生き方を学んでいる。いまは「腰骨を立てる」を実践中。ともかく続ける。