平成23年7月9日(No5315) 簡単ではない「日々完結」
簡単ではない「日々完結」
昨日の続き。「凡事徹底」は「日々完結」の習慣を身に付けると少しずつ適う。生意気に「私のモットーは日々完結」などと気軽に吹聴してきたものだから、いまそのツケが回ってきてため息をついている。結構苦しい。それから逃れるのはさほど難しくない。口にチャックをしてへらへらしていれば、いつのまにか「日々完結」とか「先送り」の意識が消える。
棺桶に片足突っ込んだ高齢者にさしたる仕事がある訳ではないが、それでも「日々完結」を続けようとすれば簡単ではない。先週の土曜日、新幹線で横浜へ日帰り出張した。日曜日は「竹の子学園・7月塾」、月曜日は往復6時間のドライブをした。生憎の豪雨で、途中しばしば退避した。ここが踏ん張りどころ。自分に妥協しては元も子もなくなる。
午前4時起床、徒歩通勤は一日の始まりだから、これは崩せない。誰にも文句を言われる訳ではないから、このような時は一日の実働を長くする。午前1時では「日々完結」にならないから、25時、26時、27時とスケジュールを書き込む。28時は午前4時だから使えない。4時から27時の一日なんて滅多にあるわけではないから、さほど難しくはない。
集中力を高めた時間が使えるのは、アルコールを受け付けないこと。これは親が与えてくれた。癌で胃を失って空腹感がなくなった。これは天が与えてくれた。その気になれば23時間、集中力を維持できる。これは有り難い。その代わり本が読めなくなった。新幹線利用のときくらいだが、はがきがあれば優先する。結果として「積ん読」になる。