平成23年8月1日(No5338) 仕事が増えている
仕事が増えている
江原部長が7月は契約が急増していると言葉すくなに語っていた。データを確認しないとはっきりしたことは言えないが、「ありがとうはがき」は4月以降、静かに上昇中。発信数も個人的なネットワーク分を含めて5月は初めて500通を超えたし、6月、7月も450通発信をキープしている。上昇の要因は「相談」「見積り」「契約」それぞれの件数アップ。
契約金額はそれほどでもないのに件数が増えているのは、1件当たりの工事高が小口化していることを示している。小口は厳しい競合が少なく、契約率のアップにもつながっている。結果として社員は多忙であり、休日出勤、夜間業務が常態化してしまった。心配しなければならないのは、疲労の蓄積からくる工事トラブルやクレームの頻発である。
仕事の現場から外れていると、思いがけないことを発見する。仕事が少ないときに比べて質的な変化が多い。気付きを列記する。表情に疲労感がない。愚痴や不平・不満が聞こえない。ミスの割合が減少。歩くスピードや動きが速くなった。日報やディリーの書き込み時間が守られる。内容が分かりやすくなった。契約金額や契約件数の足並みが揃ってきた。etc。
仕事が少ないとキチンと出来そうなものだが、すべてが逆の結果になる。忙しいからといって手抜きをしているのではない。手抜きは後ろ向きの忙しさを生む。もっとも大きな要因はひとり一人の能力アップにあると考えられる。ある意味では追い込まれることによって思考や行動がポジティブになり、潜在能力が花開きつつあるということではないか。(続く)