平成23年9月3日(No5371) 新しい「全体研修」のスタート
新しい「全体研修」のスタート
わが社の研修は業務終了後の「新人・営業・全体」の三つに区分して行っている。そのうち「営業研修」はOJTに近いスタイルで社長が担当し、「新人研修」と「全体研修」が私の役割になっている。「新人研修」の受講は新人だけで「基本研修」、「商品研修」、「商人の心得」と続くが、一定の期間で終了する。一方「全体研修」は毎週木曜日、年中無休で続ける。
全体研修は全員参加を原則とし、優先順位トップで時間調整する決まりになっている。目的は「豊かな人格形成」に絞り、世の中の役に立てる人間になることを目指している。狙いは子どもらを対象にした「親子農業体験塾」、熟年中心の「人生講座」も同じ。特に「論語」には力を入れ、切り口を変えながら24回も開いた。成果は一生を終えるときに分かる。
7~8月の2ヶ月間、夏休みとしたが、その直前、別に開いている「生涯学習・プラスワンステージ」の常任講師にお願いして「特別講座」を開いた。大手企業や官公庁のキャリアを生かした内容に感動した。わが社の全体に欠けている視点の高さ、広さ、深さを、直接学びたいと願った。簡単ではないが、動機付けには十分だ。勝手な願いは聞き届けられた。
9月、三島清一さん、10月、入川実さん、11月、小山正さん、12月、半田和志さん。ビジネスは人間力が勝負。世の中の役に立ちながら、自らを磨き続ける、そのことが結果的に利益となり、わが社の経営理念である「社員、会社、地域社会の『幸福の一致』を目指す」ことになる。いくつになっても学び続ける姿勢が、己自身の幸せに直結している。