淡路夢舞台 (兵庫県淡路市)
はじける笑顔の山野幸恵です。
建築家・安藤忠雄さんの作品で、海を臨む高台にある複合文化リゾート施設。
正直、迷子になりそうな建物でしたが、そこがいいところ。歩いているとどこへ出るのだろうか。
ここをくぐるとどんな景色が広がるのだろうか。とワクワクするような安藤建築ならではと思える建物です。
中でも百段苑は圧巻です。
山肌に延びる階段には、色とりどりの花が植えてあり年齢問わず時間をゆったりと過ごせる場所でした。
山と海とコンクリートの建物を同時に見ることができる醍醐味は一見にしかず。
今度は、ウエスティンホテルへ宿泊してみようと思います。
そして、今回の目的は、本福寺の水御堂(みずみどう)。安藤さんの建築物で一番印象深い建物です。
直線の高いコンクリート壁と曲線のコンクリート壁が俗世界と聖世界を分け別世界に案内してくれます。
楕円形の蓮池の中央から階段を下ると、朱色の板格子の回廊がさらに深い神聖な場所へと案内してくれます。
空から差し込む光が薬師如来様を背後から照らし、何とも不思議な空間へと誘ってくれ、
時が止まったように正座をして言葉もなく手を合わせていました。
何だか、心も浄化してくれているような静かな時間が過ぎました。