平成23年10月4日(No5402) 至福のとき
至福のとき
鍵山秀三郎さんとご縁をいただいたのは平成8年2月6日、「沖縄掃除に学ぶ会」のこと。初めての参加で新参者だから、交流会でも名刺を交換していただくのがやっと。その後も上海、ブラジルをはじめ全国の掃除に学ぶ会に追っかけしたが、プライベートにお話させていただく機会は殆んどなかった。一度だけ向原町の坂田邸で、30分ほど雑談の記憶がある。
鍵山さんは生き仏様だが、何といっても超多忙の身だから体調不良のときもある。機会はあってもそんなときは距離を置く。「万縁の会」でもしばしば同席させていただくが、立場上、指示を受ける、報告をすることが多い。それでも電話やはがきの数は他の人が羨むほど。心掛けていることは、こちらから電話を掛けないこと。大切な時間を奪わないと決めている。
ところが今回は違った。出迎え、お見送り、広島駅から会場の往復を独占させてもらった。終始、上機嫌で「きみまろ」風のジョークを飛ばされ、会話を楽しんだ。今回はトイレ磨き活動がメインではなく、地域の美化活動が中心だから、苦労の裏話は共通している。迎えは妻が運転席で待っていたから、妻の運転と思いさっさと後部座席に乗り込まれた。
ところが私が運転することを知るや「私も前に乗る」とさっさと助手席に座られた。帰途はフルタイムの講演疲れもなく、広島駅まで終始上機嫌。すっかり壁も取り払われ、至福のときを過ごさせてもらった。愛車サインは手術前のH15,1,17.の「快癒祈願」が第一号であり、「凡事徹底・鍵山秀三郎 H23,10,2」で締めて貰った。この車は一生手放せない。