平成23年10月24日(No5422) 「霜降」
「霜降」
今日は二十四節気の「霜降」。一昨日が今年最後の「夏日」だというのに、もう「霜」ときた。月が替われば「立冬」がくる。気ぜわしい日々を過ごしていると、超スピードで季節が巡る。昨日は地域の秋祭りがあり、子ども神輿が社屋の周辺を練り歩いた。もっとも「練り歩いた」は少々大げさで、年を追って子どもの数が減り黄色い声が少なくなっている。
自宅の町内も秋祭りで神輿が一周する。こちらは小さい子どもと若い親が増えて、三世代が賑やかに岩の上神社に向かったようだ。町内は妻が担当し、会社は私の担当になっている。会社の前では祭礼の法被を着込んだ三世代が神輿を突き上げ「繁盛せぇー繁盛せぇー」と気勢を上げてくれる。窓を閉めて仕事をしていると、三階だから声が届かないことがある。
なるべく窓を開けるようにしておくのだが、それでも気付いて走り下りても間に合わない年が多い。今年は何とか会社の前であいさつし祝儀が渡せた。お願いしてもう一度神輿を揉んでもらい、やっとデジカメに撮る事ができた。毎年、礼を欠かない程度に祝儀を渡すが、カメラに収めることが出来たのは、本社を移転して24年で初めてのこと。
夜明け前は18℃あり最高気温24℃と予報していたが、残念ながら19℃までしか上がらなかった。神輿確認のため窓を開けていたせいで風邪を引いたらしい。霜は降らなかったが、さすがに先人の知恵は生きており「霜降」にふさわしい寒さだった。そのまま志路へ米袋を持参したが、日浦農道は落ち葉がカラカラと音を立てて舞い、冬が近いと教えてくれた。