木原伸雄のちょっとと～く

ディリーメッセージの効用

毎日アップしている「ディリーメッセージ」はホームページにアップしているが、２７名の方に一週間分まとめて日曜日の午前６時～７時にFAXさせてもらっている。大阪の経営コンサルタントで「ＡＭＩ」社長のとちのさんから、早ければ午前中にメール返信がある。プロにふさわしい的確な感想と助言があり、おかげで２０年も交流が続いている。

 

今週は№5411と№5417に対する助言。顧客心理学の根幹をなす「ザイアンスの法則」に関するもの。何となく知っている積もりでも他に伝えることになると、納得してもらえるほどの理解はない。いい加減に伝えると、聞いた人は分かった積もりになる。しかし、いざ実行段階になると、具体的な進め方が分からず、いつの間にかうやむやになる。

 

この繰り返しをする限り、業績アップにはつながらない。「一見客」を千円の価値とすれば、「信者客」は１億円の価値がある。信者客は「スター社員」によってのみ生み出されるそうだ。その関係性を分かりやすくしたのが、ザイアンスの法則というわけだ。①人間は知らない人には攻撃的、冷淡な対応をする。②人間は会えば会うほど好意を持つようになる。

 

とちのさんが指摘してくれたのが、③の「人間は相手の人間性を知ったとき、より強く好意を持つようになる」。①～③には更に具体的な要件があるが、「これからの仕事は『スター』がキーになります。仕事が出来るだけでは通用しない時代になりました」と結んであった。ディリーメッセージ・5421日のご縁は有り難い。もっと勉強しろという叱咤激励。