平成24年2月14日(№5535) 卒業記念トイレ磨き
卒業記念トイレ磨き
「卒業記念トイレ磨き」と銘打って地域の3校のお手伝いをしているが、学校によって対応が大きく異なる。A校は10年連続して行われ、新しい伝統になりつつある。取り組み姿勢は極めて真摯だ。各学年で毎年経験し、卒業記念は3回目となる。事前に鍵山哲学の勉強をすませ、リーダー養成研修を受けて臨む。年度の授業計画に組み込まれている。
特筆すべきは消耗品を生徒会が準備すること。もっとも費用の掛かる洗剤、サンドメッシュはもとよりスポンジ、タワシまで含む。卒業記念トイレ磨きの日は保護者よって「とん汁」が振舞われ、子どもたちとの交流会もある。ここまでになるには担当教師の熱意と、学校のバックアップが欠かせない。B校は5回目だが、早い時期に入念な打合わせが行われた。
お手伝いは勤務時間内に行われ、用具の準備と後始末にも社員に大きな負担を掛ける。1人で15人程度の子供たちを指導するのだから、トイレ磨きに対する熱意と経験も要求される。もちろん費用も半端ではない。それだけに学校側の真剣な姿勢がモチベーションアップに役立ち有難い。C校は10年超のお手伝いだが、卒業式の1ヶ月前にやっと決まった。
子どもたちも卒業3日前にトイレ磨きが組まれると、負担が大きいのではないかと心配する。もちろん急な割り込みだから、社員や支援者の日程調整も困難を極める。PTAがしっかりスクラムを組んで対応してもらえると、成果も上がりやすい。それには早い時期の計画が欠かせない。忙しいと思うが協力をして欲しい。6年生の良き思い出にしたい。