平成24年2月13日(№5534) 脳は百点満点
脳は百点満点
大雪の日、未明から雪除けや凍結防止剤散布の作業を2時間ほど行い、ホッと安心したのか横断歩道で転倒した。ウォーキングシューズが不適だったのか、全身が一旦浮き上がって落下した。後頭部とお尻をしたたかに打った。音は20㍍も離れた社屋前の社員がびっくりするほど。両脇を抱えられて立ち上がり、特に異常がないのでそのまま仕事に従事した。
夕方から新幹線で博多に向かい、畏友の65歳の誕生日を祝い博多泊まり。翌日は大阪府岸和田市の「岸城読書会300回記念パーテー」に出席。午後9時半ころ帰宅した。嘔吐も眩暈もなく、週が変わっても相変わらず実働18時間を消化。それでも心の片隅に不安があり、公民館の講演が終わってから脳神経外科に「MRI」の検査を予約した。
検査機の中に20分ほど頭を入れて脳の断層撮影を済ませた。早速画像をみながら医師の説明を受ける。自分の脳など見る機会もなかっただけに興味津々。医師のご託宣は思いもかけぬ「百点満点」。高齢になると脳にいくつかの小さな斑点があって当たり前とのことだが、志誌「ジャパニスト」のキャッチフレーズのように、一点の曇りもなし。血管も丈夫。
滅多に「MRI」の検査などする機会はないが、転倒したのがラッキーで医学的な脳年齢を知ることが出来た。脳は使っていれば収縮しないそうだ。いわゆる脳みそがいっぱい詰まっている状態が維持できるという。つまり脳を酷使するほど健康状態を維持できるのだ。幸いぎっしり詰まっている。血管にも瑕疵はない。転倒が嬉しいプレゼントをしてくれた。