平成29年3月20日(№7278) 春分の日

春分の日

「春分の日」はご先祖のお礼参りの日と決めている。今年もご縁のある方たちのお墓参りをする。暑さ寒さも彼岸までというからぼつぼつ春の気配が立ち上ると期待している。今年は呉市内の海軍墓地にある父の慰霊碑からスタートする。続いて妻の兄の見舞いに立ち寄る。先日肺がんの手術をしたばかり。ひどく落ち込んでいるらしいから励ましに立ち寄る。

 

続いて妻の実家のお墓にご挨拶。父母がいないので少し縁が遠くなったが、お墓参りは欠かせない。それが終わると故郷のわが祖先をお参りする。道路が少し痛んできたので墓地を移したいと考えている。元「竹の子学園」の敷地が整地してあるので、その場所はどうかと妻と話し合っている。広さは約百坪あり、日当たりも見晴らしも良い。前側は遊歩道だ。

 

そこへ次弟から墓地を欲しいと申し入れがあった。うれしいことなので無償で提供する。友人の石材店と相談して構想を纏めたい。費用は安くないだろうが、倉庫用地が市の道路を拡張するため買収された。その一部を当てればさして負担にならない。お盆までは無理だろうが今年中に移転を終えたい。先祖の土地を離れるのは寂しいが、高齢者だけに許されたい。

 

もう一日欲しいが日を改めてお参りする。末弟の墓、友人の墓、叔父叔母たち母の一族の墓、娘の嫁ぎ先の墓、ここまではキチンとお参りしたい。最近は先祖のお守をする人が少なくなった。近隣の墓地でもたくさんの区画が空いている。祖父母の墓、父母の墓は自分で建立し、自分の墓まで世話するとは矛盾を感じるが、今はそういう時代になったと承知する。

平成29年3月19日(№7277) 生き残る経営の品質

生き残る経営の品質

超一流の東芝が危機に瀕している。決算の発表を再三にわたって延期し、今もって発表の日取りも決まらない。生き残る会社になるかどうかは、経営の品質による。①「経営者品質」、②「社員品質」、③「商品・サービス品質」、④「顧客・社会満足品質」、⑤「業績品質」、⑥「株主満足度品質」。この六つの要素がステップを踏んで循環する。起点は「経営者品質」。

 

「経営者品質」は六つの品質の起点であり、原点である。会社が倒産する原因の80%以上は経営者にある。会社は経営者の器以上にはならないし、会社の結果は経営者で決まってしまう。会社が腐るのは経営者という頭が腐っているからだ。ロシアの諺に「魚は頭から腐る」という。新入社員や社員がダメだから、会社が腐る、倒れるということはあり得ない。

 

経営者は風で、社員は草という喩えもある。草は風の吹く方向になびく。風が吹き続けていないと、草は勝手に伸びようとする。風はたまに吹くのではなく吹き続けることが肝心なのだ。風の吹き方にも格がある。王道経営者は正しい風を吹かし続ける。会社の中をよい風が吹き抜けると、そこには良い社風が生まれる。その結果、そこには企業文化が生まれる。

 

人間にも人徳があるのと同様に、会社にも社徳があり社格がある。組織の大小に関わらず、すべからくトップの影響力は大きい。多くの企業の不祥事は現場で起こる。東芝や三菱自動車のようにトップが率先して不祥事隠しに動くこともあるが、多くの場合不祥事は現場で起き原因は社長にある。先日、創業52年の表彰状をもらった。60年表彰は迎えたいもの。

平成29年3月18日(№7276) 高齢者の受難時代

高齢者の受難時代

もともと高齢者は一括りの弱者として扱われ、社会のお荷物にはならなかった。その分だけ優遇されて来た経過がある。ところが少子高齢化の波に飲まれ、高齢者の人口増、若年層の雇用悪化など、社会構造が大きく変化してきた。これまでのように年齢で区切る社会保障の負担では制度が持ちこたえられなくなっている。病院へ行けば顕著だが高齢者の多い事。

 

これまで社会は無理して高齢者を優遇してきた。反発する声もあるだろうが事実である。高齢者の介護サービスの自己負担割合が8月からアップされる。病気や怪我と違い介護サービスは終わりがない。お金があるなしに関わらず、認知症など介護サービスをたくさん必要とする人は増える。高額所得者の自己負担は現行の最高額2割よりもっと負担すべきだ。

 

一昔前までは「介護の家族化」は当たり前だったが、只今の社会システムからして時代の逆行は許されない。介護の負担を家族に押し付けず、社会全体で負担することを目的に作られたのが介護保険だ。しかし、国の社会保障費や介護職員の人材不足が問題となっている今、国のシステムばかりに頼っていては崩壊する。老後を自分らしく生きるにはどうすれば。

 

とかく人間関係が希薄になりがちな昨今だが、子供も親戚も頼りにならない現在、老後を自分らしく生きる社会の実現は、普段から依存し合える人間関係をどう構築するかに掛かっている。私と妻は共に傘寿の二人暮らしである。幸いに病気はたくさん持っているが他人にそれ程迷惑は掛けていない。いざという時、力を貸してくれる人間関係の確立は必須である。

 

平成29年3月17日(№7275) 虚偽答弁と物忘れ

虚偽答弁と物忘れ

稲田朋美防衛大臣が「森友問題」で集中砲火を浴びて苦笑いしている。国会がそれほど神聖で厳しい場だとは思っていないが、意識した「虚偽答弁」と単なる「物忘れ」「記憶違い」を混同して民進党は居丈高になっている。「記憶違いで申し訳ありません」と前言を撤回し、頭を下げて誤ったのに「仕事の能力がない、辞任せよ」と迫るのは一般社会では通じない。

 

国会の予算委員会で「森友問題」でごたごたするのは、時間の無駄遣いではないか。既に予算は衆院で可決しており、参院がどうあろうとも時間が来れば成立する。だから野党らは時間の無駄遣いをしているのか。審議すべき内容はたくさんあるのではないか。稲田大臣が軽はずみな答弁をしたことは否めないが、鬼の首を取ったような野党の罵詈雑言はどうか。

 

毎日新聞の世論調査によると安倍晋三内閣の支持率は、50%と5%ダウンの罰を受けたが、鬼の首を取ったような民進党の支持率も2%ダウンの6%しかない。これでは二大政党の一方としては恥ずかしいだろうし、民進党の国会神聖議論を国民も支持していない。安倍内閣の足引っ張りが成功しても国民の評価は高まらず、嫌悪感がさらに増しているのでは。

 

「森友問題」が浮上したおかげで財務省のいい加減さ、大阪府知事や私学審議会の無責任さがよく分かった。話題になったのは「森友」だけであるが、一つずつチェックするとどれだけ多くの問題が浮かび上がるか。石原さんも文芸春秋で偉そうに言っているが、まさに「虚偽答弁」と「物忘れ」ではないか。3月20日の「100条委員会」が楽しみである。

平成29年3月16日(№7274) 命を奪うガン

命を奪うガン

昨3月15日、前々日の「MRI」に続いて「PET-CT」の撮影をした。原因はガンマーカーが異常に上昇しているのに「MRI」の結果、肝臓がんが成長していなかったためである。成長を見越して治療のため入院も予定しており、その日程で後処理をしていた。もしかしたら肝臓以外に拡散しているのではないかと危惧をされ、さらに詳細な撮影が求められた。

 

結果は来週の診断を待たねばならないが、ここから先は神の領分であり人知では致し方がない。診断の結果、もしかして拡散していたら主治医の転勤(3/31)により、広島大学病院で治療を受ける。遠いから好まないが主治医がいなくなると困るので従う予定である。それにしてもがんはしぶとい。まさに人知では計れない遠い存在である。1週間は耐える日なり。

 

大好きな渡瀬恒彦さんが胆のうがんで亡くなった。まだ72歳と若いが、がんは年齢を問わない。2か月前は松方弘樹さんが74歳で亡くなった。松方さんのDVDはたくさんあるので追悼できたが、渡瀬さんのファンになったのはテレビドラマ以来だから保存をしていない。やがて追悼放送があるだろうから、テレビ番組を見ながらゆっくり別れを惜しみたい。

 

シリアスというよりとぼけた感じの雰囲気が良かった。どこかホッとさせられた。がんは「仲良くする」「天に任せる」というが、その心境に達するには時間が掛かる。4月から放送の「警視庁捜査1課9係」に出演が決まっており楽しみにしていたが、一コマも撮れず残念で仕方がない。長生きを熱望してはいないが、せめて「天に任せる」境地には達したい。

平成29年3月15日(№7273) 東日本の復興支援実らず

東日本の復興支援実らず

関西大地震は5年で完全復活したが、東北大震災は復興がままならず見通しが立たない。震災時に民主党政権が不味かったという説もあるが、果たしてどうだろうか。当時の首相であった菅直人氏はまるで事情が呑み込めず、右往左往し復興の邪魔をした。次の野田首相も福島原発の災害は除去したと宣言したが、まるで嘘の塊だった。安倍首相が頑張っても?

 

「中小企業基盤整備機構」が建設し、各自治体を通して被災した商店主に無償で店舗を提供してきた仮設商店街は、岩手、宮城、福島などの被災地で70か所。しかし2017年2月末時点で閉鎖されたのは18か所で、残りの仮説店舗も3月末から2年以内に退去・撤去の予定になっている。しかし、テナント料や集客の関係で新しい商業施設への移転は進まない。

 

福島県いわき市久ノ浜の「浜風商店街」は地元小学校の一部を間借りしているが、期限は3月いっぱいまで。この4月にかさ上げした沿岸に新しい商業施設「浜風きらら」が新設オープンする予定だが、「浜風商店街」から移設する店は一軒もない。商店主たちは口々に条件が合わないという。復興住宅も建設中、町に繋がる橋も建設中。新しい人の流れはない。

 

3月11日で被災6周年、各地で色んなイベントが開かれるが、多くの関心が集まるのはそのときだけ。私たちは6年も東日本復興支援のイベントを行い、ささやかな義捐金を届けているが役に立っているのかどうか。今年も9月に7回目のイベントを行う。せめて1日だけでも、東日本の被災に心を寄せて欲しいからだ。人の心は薄くなるが、今年も開催する。

春よ来い

 

大きな体に広い心、三代目若社長の木原です。

 

朝の地域清掃も少しずつ寒さも和らぎだいぶ楽になってきました。

 

落ち葉の量も一年で一番少なくほっと一息です。

 

すると心の余裕か周辺にも目が届くようになってきました。

 

自分の担当エリアに梅の花がすこしづつ咲き始め春をいまかいまかと待っています。

 

 

 

 

ところが本日3月8日は寒さがぶり返しなんと雪がチラホラ、、、、、

 

 

 

膨らんだ蕾もワタクシも身を固くする一日でした。

 

 

最高気温も6度早く春がこないかなぁ~、、、、

平成29年3月14日(№7272) 月刊「ディリーメッセージ」を発行

月刊「ディリーメッセージ」を発行

平成8年の10月から当時松下政経塾の塾頭をしておられた上甲晃先生が毎日気づきを書いておられた行為に魅せられて日々雑感「ディリーメッセージ」を書くようになった。一日700字程度の小品であるが、休まなかったことは自慢できる。ただ一昨年「心筋梗塞」で救急入院をし、18日間、人事不省であった18日間は休んだ。胃癌の全摘手術でも休まず。

 

この小品はインターネットに掲載し、33名の畏友にFAXで通信をしている。現実にインターネットを検索して読むのは並大抵ではない。去る3月1日に満80歳を迎えたことを記念して月刊編集をすることにした。約300名の畏友に新聞などを届けているが、これは季刊である。月間となれば少しは縁が濃くなる。時間のあるときに目を通していただきたい。

 

3/1~3/31までに書いたものを4月15日までに3月号としてお届けする。肝臓がんの療養中で無理という人もあるが、本人は楽しみで取り組んでいる。面倒でもお受け取りいただきたい。内容は日本や世界の政治のこと、経済動向のこと、教育のこと、会社経営のこと、スポーツのこと、地域の活性化のこと、ささやかな教室のことなどで真面目一本である。

 

本日で7272日続いているが、目標としては10,000日に置いている。8年足らずであるが何としても達成したい。只今「傘寿」を超えたところ、10,000日は「米寿」を超えたころになる。何とか肝臓ガンとも仲良く折り合って、目標を達成したい。畏友には私より若い人もおられるので、10,000号の数字が踊ったら、ささやかな拍手を贈っていただきたい。

平成29年3月13日(№7271) 孫子の兵法①「不敗」こそ大切

孫子の兵法① 「不敗」こそ大切

「孫子の兵法」を読んで不思議なことに気が付いた。兵法書は戦争に勝つための道具である。ところが「孫子」には激烈な勇気を鼓舞する言葉が全くない。孫子が一番大切に考えているのは負けないこと、つまり「不敗」である。「戦争は国家の重大事であって、国民の生死、国家の存亡が掛かっている。それゆえに細心な検討を加えなければならない、とある。

 

戦うのは有利なときだけ勝利を100%確信できる状態のときだけ。それ以外のときはどうするか、戦わない決断をし、やめる勇気を発揮して、逃げることに専念する。事業でもう救いようがないと分かっていても自転車操業のための借金を重ねる、賭け事で不利だと分かっていても大金を注ぎ込んでしまう。戦わない決断が出来ず、やめる勇気を発揮しない。

 

不敗の人間になるには「ありのままの自分」を否定する。「自分らしく生きる」「無為自然」「ありのままが素敵」。「負け組」はいつの時代でも学ばない人。良い定石を学んで覚えた人は、多少賢い人が知識ゼロで戦う程度なら勝てる。頭脳が優れた天才でも、定石を知らなければ簡単に負ける。人の持った才能には微々たる差しかない。優れた定石があれば必ず勝てる。

 

これは頭の良し悪しではなく、生き方の良し悪しである。「ありのままの自分」が好きな人は、頭の良い人は学ばない。①戦わない決断が出来る人、②やめる勇気を持てる人、③逃げることに専念できる人、+優れた定石(勝つ方法)を身に付けている人は必ず勝てる。100%勝てるときしか戦わない、だから強いのだ。まずは優れた定石を身に付けるべし。(孫子)

平成29年3月12日(№7270) 地方の百貨店が消える

地方の百貨店が消える

広島市の中心街の角地にあった天満屋広島店が閉店して5年を超える。やはり中心部からデパートが消えるのは寂しいものだ。その後店舗はあるものの不況感は拭えない。時代の変化に押されるのかスーパーまでやや寂れるような感じがする。元気がいいのはコンビニと「通販」だ。わが家もデパートへは5~6年足を運んでいない。食料品はほとんど通販。

 

先月末7&Ⅰ傘下の茨城県と大阪八尾市のそごう・西武店が閉店。前日には仙台市のエマルシェが自己破産、閉店ラッシュは止まらない。西武筑波店は1992年には248億円の売り上げだったが、2016年には128億円にまで落ちた。そごう・西武は各地で売り上げが低迷し、相次いでシャッターを下ろした。各地の三越も例外ではない。閉じ続けている。

 

何よりも所得が増えない、人口が減少するなど地方は個人の消費が冷え込んでいる。繁盛しているコンビニは少しずつ業況を拡げ、商品や業態まで変化している。しかも800戸に一軒のコンビニが展開する。価格に問題はあるが便利には勝てない。品揃えも豊富になったし、大抵のものは間に合う。これでは百貨店はたまらない。行きたいのだが足が重すぎる。

 

何と言っても大きいのは通販の存在だろう。つい買い込み過ぎるが魅力ある商品が多く、価格も安く、的確に届けられる。百貨店の立地は駅の近くか町の中心街だが、いったん閉店すると次が入らない。百貨店の閉店と共に街の灯りが消えていく。街としては寂しいが暮らしの不自由は感じない。コンビニは毎日行くが、スーパーは週に一回、百貨店は年に一回。

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