2017年記事一覧
平成29年3月28日(№7286) 新人を追い込まない
新人を追い込まない
週末は4月に入り新人が入社してくる。四大卒の男子一名と専門学校卒の女子1名、計2名である。これまで毎年のように新卒を採用しながら、長く続かず或る日突然いなくなる。採用活動には安くない費用と少なくない時間が掛かる。来季の求人活動も続けているが、ますます人手不足になりなかなか具体的な話にならない。採用の進め方にも問題があろう。
新人にはインストラクターを付けると、日々の仕事が落ち着くと教わった。日常業務における指導者には、新人より少し経験のある方がふさわしいという。ベテランの幹部になるとこのくらいのことは分かっているだろうと省略しがちだ。立場や経験が近いほど新人は安心するらしい。これは決して甘やかすということではない。分かりやすく伝えるということ。
ベテランの人たちはともかく会社を維持する仕事に専念すること。若いもの同士では失敗もあるだろうが、お客さまの損失にならないように広い目で見ることが大切。実際に新人社員というものはかったるいもの。そんなもんだと忖度して扱えば新人も縮こまったり、極度の緊張はしないものである。失敗の原因を作るのは、往々、ベテラン社員であることが多い。
4月1日は土曜日であるが入社式があり、社内のしきたりや決まりごとなど伝える。新しい週に入ると会社の仕事や新人の諸々を学ぶ。何事も初めてのことだから迷いは多いと思うが、就職は一つの縁だと思い観念することも大切だ。私も新人教育は長年携わってきたが、続くか続かないかは教育よりも周りの先輩たちの心得に尽きるだろう。謙虚でありたい。
平成29年3月27日(№7285) 大相撲の主役
大相撲の主役
毎月最終の日曜日には恒例の「誕生日カード」を書かせていただく習慣になっている。4月分の枚数は50通、その上4月の最終日曜日は入院する予定。そのため5月分も用意してもらった。正午には会社を出て自宅に戻った。テレビ番組を見ながらの仕事は心に咎めるが、本日の大相撲は稀勢の里の奇跡の出場が待っている。まさか逆転優勝とは思わなかった。
筆と墨とカードを用意してテレビの前に座る。決戦相手の大関照富士は14日目に大関復活を賭ける琴奨菊戦の立ち合いに逃げて1敗を維持した。まことに卑怯な相撲であり、観客からうなりのブーイングが飛んだ。稀勢の里は13日目の日馬富士との一戦で左肩辺りを負傷し、大方の予想では休場止むなしの雰囲気だった。解説者も言葉を変えて休場を勧めた。
14日目は鶴竜との一戦だったが、なす術もなく土俵を割った。その姿を見て千秋楽の出場は無謀だという意見も多かったが、稀勢の里は平然と土俵入りを終え、本番に臨んだ。悲観的な予想だったが、勝負のあやなのか決定戦に持ち込んだ。決定戦における稀勢の里の表情は、すべての苦悩を乗り越えて達観したような穏やかな表情だった。勝った。優勝した。
観衆は両手を上げて喜んだ。国歌斉唱では途中で涙が溢れて一時歌えなくなった。稀勢の里は「あきらめないでよかった。自分の力以上のものが最後に出せた」と謙虚に語った。最高位に立つ横綱の責任としてファンの期待に応えた。この一番で大相撲は日本人の手に戻った。モンゴルの3横綱は責任が果たせなくなった。生きのいい若手も次々育っている。万歳!
3月は完成見学会が3件あり大忙しです!
はじける笑顔の山野幸恵です。
今回は、リノベーション工事をさせていただいた1件のレポートです。
子供の成長と共に生活スタイルの変化に合わせた工事で、対面キッチンから壁付キッチンに。
収納空間を充実させることが一番の課題。
作り付け家具の配置やクローゼット、埋め込み収納などお部屋の広さを
最大限活かして工夫しました。
温かい肌触りのフローリングはお施主様のこだわりの逸品。
トイレは腰板をはめて雰囲気を一新。タンクレストイレになりおそうじもしやすくなりました。
浴室や洗面は木目のパネルで統一。広くて段差のない仕上がりになり、使いやすく変身です!
見学会に来場いただいたお客様にも「ちょっとした工夫で使いやすくなるんですね」
と大変好評いただきました。
平成29年3月26日(№7284) 孫子の兵法② 「敵」を知る
孫子の兵法② 「敵」を知る
現代の敵とはあなたが新しく始めること。現代の私たちは戦争をする訳ではない。しかし「敵」は私たちの日常に必ず存在している。新たに取り組み始めるのはすべて敵である。受験勉強も就職活動も子育ても、新しく始めることを成功させることが、即ち敵に勝つことになる。戦いは敵を知ることから始まる。商売も新しいお客様は敵とし考える方が正しい。
孫子は「敵を知り、己を知るならば、絶対に敗れる気遣いはない。己を知って敵を知らなければ、勝敗の確率は五分五分である。敵も知らず己も知らなければ、必ず敗れる」と言う。新しく取り組む敵の全ての情報を集めているか。もしくは集めようと努力をしているか。自分を知るのは難しいかもしれないが、敵を知ることは決して難しくない。それを怠るまい。
「不敗の態勢を作れるかどうかは自軍の態勢いかんによるが、勝機を見い出せるかどうかは敵の態勢いかんに掛かっている。したがってどんな戦上手でも、不敗の態勢を固めることは出来るが、必勝の条件までは作り出せない」(孫子)。人は運命を操れない。しかし、大きな勝負は運命で決まることが多い。では運命を操れない人間が手出来ることとは何か。
成功体験は自慢話になりやすいが、失敗体験には成功の要素がふんだんに詰っている。失敗談を集めることは重要、他人のやった失敗は避けることが出来る。先輩営業マンに話を聞くとしたら、先ず失敗談。これまで起きた様々なクレームには「学び」が山ほど隠されている。他人の失敗に学ぶことこそ成功の近道になる。「戦いは『敵』を知ることから始まる」。
平成29年3月25日(№7283) 病院に世話を掛ける
病院に世話を掛ける
先週から今週にかけて4度も病院に世話を掛けた。その原因は採血の結果、腫瘍マーカーが一気に3倍に跳ね上がったことにある。主治医はがんの拡張を予測して「MRI」の検査を予約した。その結果、肝臓には拡張がなく他に転移しているのではないかと疑問を持った。全身のチェックをするために急遽「PET」検査の運びに。他臓器への転移はなかった。
今週の午前は「心筋梗塞」の定期検診で型通りの診察で異状なしの診断にほっとした。午後3時からは「PET」の画像診断である。主治医は担当日ではなかったが、こちらの都合に合わせてくれた。主治医は肝臓がんの専門医であり、広島大学付属病院から派遣されていたが3月末期限で大学へ復帰される。ややこしいがんになっていたら大学で治療を受ける。
画像の分析結果からは他臓器への転移はなかった。ホッとすると同時に血液の数値がなぜ急上昇したのか、そのことに一抹の疑念は残るが、ともかく肝臓内にがんが留まっていることに安心した。治療方法はカテーテルによる抗がん治療だ。これまで4度行い今度の入院は5回目になる。治療方法については慣れているとは言っても気分の良いものではない。
主治医は転勤されるが新しい先生に引き継いでくださる。がんを発見してから1年を超えるが、親身になって治療に意欲を燃やしていただいた。入院は4月24日から2週間の予定である。日々に苦痛はないが、なんとかがんには消えてもらいたい。ゴールデンウィークはベッドで過ごすことになり、退屈な日々となる。穏やかな日に贅沢を言っては罰が当たる。
平成29年3月24日(№7282) 黄金の利益
黄金の利益
会社は何のためにあるのかと問われて正しく答えられる人は多くないのではないか。「利益」を上げる事と答える人が多いだろうが、間違いでないとしても思い違いするケースが多い。ドラッカーは「営利を目的とする組織」と考える人は見当を外していると言える。会社の目的は理念や使命の実現であり、利益とは会社のビジネスが妥当かを測る成績表の一つだ。
利益は会社の行っている事業、事業のやり方(経営)が正しければ、キチンと出て来るし間違っていれば出ない。つまり利益とは、事業、経営のよしあしの結果であって、利益を上げるために会社を経営するとは考えないことだ。利益に対する勘違いが最も多く、悪影響も大きいのが、利益を会社の目的(会社は何のためにあるのか、会社使命)と考えてしまうことだ。
利益を目的と考えていると、やがて利益至上主義、それも短期利益至上主義に陥る。東芝が苦境に陥ったのは正しいプロセスの結果であるべき利益を目的としてしまった経営陣の思想・価値観の貧困にある。利益を目的と勘違いし、利益至上主義に陥れば、そこが邪道の入り口、倒産への一本道だと心ある経営者は悟っている。利益には三つの顔がある。
利益には「目標」、「手段」、「結果」の異なった顔が三位一体となっている。「利益目標」という数値があるが、重要な目標であっても目的ではない。利益は「どれだけ」「何のために」が大切である。「どれだけ」を追って「何のために」を忘れてはならない。最後に来るのが利益の「結果」である。正しいプロセスを経た結果が、手元に残った黄金の利益である。
平成29年3月23日(№7281) 反省の習慣
反省の習慣
少し暖かくなってきたから早朝のウォークを再開した。これまで寒いときもやっていたのだが、ある医師の「寒いときは逆効果だ」と述べられていたのに納得して中断した。生活にはまっていたから勿体ない思いがするが、これから生活習慣に組み入れたい。それにしても再開初日は4000歩もウォークし無理強いをしたように思う。それでも元気に帰宅した。
何事も同じであるが生活の習慣に組み入れれば、少しの努力で簡単にできるようになる。商談や会議の後、直後の反省会は役に立つ。そのときやらなければ反省会など永久に出来ない。ひとたび、こうした習慣を身に付けるならば、時間的にも精神的にも、決して大きな負担にならないことはすぐ分かるだろう。それが極めて有効な技法であることも気が付く。
商談の帰り道で「直後の反省」を、チームなら「直後の反省会」を行えば、言葉以外のメッセージがかなり明瞭に見えるようになる。そうすれば自然に「深層対話の技法」が身に付き、「深層対話力」が高まっていく。その結果として確実に「商談力」や「営業力」が高まっていく。反省が出来ないとしたら、商談のシーンを思い出させるような質問をすればよい。
「会議」直後の反省会はどうするか。会議室を出て自室に帰る途中の「数分間」は活用出来よう。会議室に残って問題点を振り返るのも悪くない。机に戻って二人で話し合うこともできる。ここでの問題点は「後で」ではなく「直後」に行うことだ。これらは何れも「生活習慣」の範疇に入ることなので、その気になれば簡単に整うし、容易に崩れもする。
平成29年3月22日(№7280) 社会貢献の本質
社会貢献の本質
どんな企業でも社会に必要とされてこそ成り立つ。№7277でも述べたが社会の発展に寄与することが、最大のテーマである。だからこそ正しい企業はその社会から求められている。いうまでもないが正しい産業にしている企業は、高品質の商品・サービスを安定的に供給し、雇用を創造することで社会に貢献しているともいえる。その意味でわが社はどうか。
屁理屈とも言われそうだが、「会社はもうからなければ生きていけない。社会に貢献しなければ生きる資格はない」ともいえる。日本に税金を納めていない企業が7割あるというが、そういう企業は国に対する義務や責任を果たしていない。社会貢献は本業を通じて行う。これが企業の社会貢献の本質である。本業以外の寄付や慈善事業も立派な社会貢献である。
しかし本業を疎かにして会社を危うい状況に追い込むことは、本末転倒でありしかも長続きしないことは銘記すべきだろう。本業による顧客満足の追及は、社会貢献に通じる本道である。12年続いた「親子農業体験塾」は正しい社会貢献であったろうか。自分なりに信念を持っていたが、会社の繁栄や誇りに繋がったろうか、多くの人に感謝されただろうか。
掃除活動は20年を超えて続いている。掃除そのものは直接利益を生まないが、地域には歓迎されている。消費者は社会貢献に熱心な会社の商品は5%くらいまでは高い価格(プレミアムプライス)を支払う気持ちがあるという。会社や商品群はブランド価値があり、安売りの波に飲まれることはない。このことは真実というが果たしてそうか。今一度考えたいもの。
第17回卒業記念トイレ磨き
木原愛一郎です!
本日は第17回卒業記念トイレ磨きで落合小学校を訪問しました。
第17回ということは17年間続いていることになります。
まもなく卒業していく6年生63名と、6年間お世話になった便器をピカピカにして
気持ちよく卒業していこうとの企画です。
私のチーム・第二班は男子7名、女子6名の13名でした。
滅多にない機会なので女子6名で男子の小便器を、
男子7名で女子トイレと手洗い所を磨いてもらいました。
基本は上履きとゴム手袋着用なのですが、積極的な子供たちは殆どが素手・素足でトイレ磨きに
一生懸命に時間ギリギリまで取り組んでくれました。
今日のこの体験を少しでも心にとどめ、まもなく始まる新しい中学校生活にも、
前向きに生き生きと取り組んでほしいと心から願うばかりです。
平成29年3月21日(№7279) 国会は解散すべき
国会は解散すべき
連休で政治面は静かであり首相は欧州四カ国の旅に出た。くだらない国会は依然として続いている。今の話題は森友学園問題と自衛隊の南スーダン問題、国家の存命に関わるテーマではないだけに無視してよいとは思わないが引っかかる。野党は鬼の首を取ったように安倍内閣の足を引っ張っているが、もっと大切な問題はたくさんある。国会の使命は何か。
法的にさして問題もない小さなテーマをスキャンダルに仕上げて一ヶ月も費やす。国会を一日開くだけでどれだけの税金が消えていくのか。日本は平和な国なのか、それとも世界の動きに目を瞑っているのか。G20はトランプの保護主義堅持でもめている。南スーダンの内紛は容易ではない。自衛隊の安全も損なわれる。北朝鮮は無謀な挑戦を続けている。
中国の国際法を無視した無秩序な海洋進出と、軍事的な領域拡張路線も、わが国の平和と安全を及ぼしている。国会も役立たずたちを追放しない限り、愚かな国会を繰り返して混乱する。国会は何をすべきところなのか、衆院を解散し国民に信を問うてみることがベストの方法ではないか。月末には予算も通過する。その機会に国会を解散すればベストになる。
自民党が議席を減らして憲法改正が出来なくなると心配する向きもあるが、今の民進党の顔ぶれでは国の行方など議論はできない。憲法論議に真剣な耳を傾ける野党の構成も夢ではない。都議選は7月だからその前に衆院選を行う。都議選大事の公明党はどう考えるか分からないが、ともかく現状の下らない国会にポイントを打つ! その為にはくどいが解散。
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