平成29年12月13日(№7506) 鍵山様のお便り

鍵山様のお便り

木原伸雄様 H29,11,17. 病と闘いながら、一日も欠かさずディリーメッセージを書き通されていることに頭が下がります。私は今、肩から腕にかけて激しい疼痛があって、ペンを持つ手が鈍ります。鍵山秀三郎拝

 

№7434 『不可思議な民進党の身売り』 民進党議員の無節操には呆れるばかりです。「希望の党」に入りたいばかりに、昨日までの主義主張をあっさり捨てて〝改憲、安保賛成〟を表明し、当選すると「個人としては反対」と主張し始めました。このような輩に政治を任すことは出来ません。

№7438『若者が欲しいが…』 私は昭和30~40年代、極端な人手不足に悩まされました。今よりもっと大変であったと思います。その当時の労働条件の一位は賃金でしたが、今は休日と労働馬韓になりました。一日の時間を短縮した上に休日を増せば給料の増加になりますので経営者は大変です。

№7448『決算激励会』 役員以外、全員が皆勤賞とは凄いことです。今どきマルコシさんのような会社は少ないです。この社風と力は活かしようによっては大きな力を発揮されましょう。今、私どものような高齢者の家庭では、電球の交換やカーテンの洗濯といった小さな作業にも困っています。その小さな事から始めて大きな仕事に繋げるのも一つの方法。

№7457『花壇にパンジーを植える』 10/22は日本中が雨でした。その中にあって合羽を着てまで掃除と花植えをして下さり最敬礼をいたします。10/22はもう寒くなっていました。更に雨の中での作業は辛いものです。それを誰に強制された訳でもないのに作業して下さり、ありがとうございます。大西様、山田様、それに江原様、三人様の心と姿を野党の議員は見習ってもらいたいものです。〝もり・かけ〟と大騒ぎして税金の無駄遣いをしている姿は、見たくもないのです。私は皆様の至誠がとても嬉しくなりました。

来週、私のお礼の気持ちとして、駄菓子ですが少々お届けします。ご笑納くださいませ。お菓子は大阪の〝よしやさん〟から送ります。在庫がないと到着が少々遅くなりますのでご諒承下さいませ。鍵山秀三郎拝

 

鍵山様から激励文をお菓子の付録つきでいただきました。日曜日の会社周辺とバス停の掃除は、江原さんと女子社員が中心となって一日も休まず続けてくれています。今年は365日会社に来たことになります。平成11年1月9日から18年間、1日も休まず続けています。私にとっては日本に誇れる足跡です。鍵山様、みんな大喜びです。有り難うございます。

清掃業者が公園のトイレに生卵を投げつける?

 

木原愛一郎です! 

 

 

 

 

広島市にある公園のトイレに生卵を投げつけて、市の業務を妨害したとして、

 

清掃業者の男2人が逮捕されたとのことです。

 

逮捕されたのは、広島市安佐南区相田に住む清掃関連会社の社長と従業員…。

 

警察によると2人は、安佐北区口田南にある3つの公園のトイレの中に生卵を投げつけて壁や床を汚し、

 

公園を管理する広島市の業務を妨害した疑いがもたれている。…、とニュースで報じられました。

 

この公園を含め、私たちは毎週土曜日に町内の公園

 

(トイレ磨きを含む)を掃除しています。

 

それぞれの地域にお住いの皆様が、気持ちよく公園を使ってもらえるようにと考え、

 

10年以上継続しています。

 

大人も子供も集う憩いの場ですから、ストレスを与えるのではなく解消に活用したいものです。

 

平成29年12月12日(№7505) 険しい生き残りの道②

険しい生き残りの道②

№7504でチームブランディグ活動の六つの要素・条件を上げたが、要するに顧客に向いて全員が活躍できるチーム作りであり、ネーミングやロゴを活用して社内外にブランド化していくこと。広く外部に知を求める対外交流への投資を行い、チームKPI(重要業績評価指標)を設定して損益を管理することで、投資や活躍意欲を引き出す。丈夫な仕組の構築をする。

 

さらにオープンイノベーションという「共創思考」を含めて、三つの視点からチームへ投資することを検討する。一つ目はOneミーティング投資。社内コミュニケーションを後押しするインフラ投資。例えばグループウェア―やテレビ会議、スマートフォンやタブレットへの投資。私などのロートルには消化不良だが、若い人には歓迎されるのではないだろうか。

 

二つ目はオフィス環境への投資。オフィスの設計一つで思考が変わり、生産性が上がる。コミュニケーションが活性化するよう、オフィスそのものを変えていく。打ち合わせをしながら仕事が出来る、働く人が目的に合わせてテーブルを選ぶことが出来る。三つ目はIT投資。情報の見える化、PDCAサイクルの高速化、顧客接点の増加への取り組みなど…。

 

「優秀な人材がいない、人が足りない」と言うが本当にそうか。実はそばに優秀な人材がいるのに気付かないだけではないか。顧客にとっての価値を高めるために、社員の長所や強みを探してチーム作りをすることが出発点だ。新しいチームを作り、チームに投資して磨きをかける、そして新しいビジネスモデルやブランドを築く。もう少し勉強して伝えます。

平成29年12月11日(№7504) 険しい生き残りの道①

険しい生き残りの道①

日本国には大小合わせて382万社の企業があり、百年以上継続している企業は3万3069社、0,87%に過ぎない。タナベ経営の調査によると会社が最も成長したのは創業者の時代であり、代を重ねるにつれ成長率が鈍化していることか明らかになっている。それは時間と共にベンチャースピリットや創業の精神が薄れてしまうが、代わるものが必要になる。

 

新しいビジネスモデルやブランドの創造が不可欠だが、これには「チーム力」が必要になる。2015年の生産年齢人口は7728万人、ところが2030年には6875万人と850万人も減少する。働く人が少ないからと嘆いていても仕方がないので、「全員活躍」が求められる。1+1が3になるような働き方、働く仕組みが必要なのだ。簡単ではないが生きる為。

 

タナベ経営からは「理念・ミッションを共有し、顧客にとっての価値を高める継続的な全社員活動」と学んだ。キーワードは「理念の共有」「顧客価値」「全員活躍」である。戦略は理念に従うだ。幸いに企業のブランドはあり、地域における活躍は多くの人に認知されている。顧客のために働く、唱和だけでなく行動で見せる。心は見えないが、心遣いは見える。

 

顧客のために働くことがチームの目的になる。第1の目的は「戦略推進力を高めるチームブランディング」。第2のステップは「自己変革を続け全員参加・一人一人が活躍する」。第3のステップは「チームOneの運営システムをつくる」。この活動には、①顧客価値、②全員活躍、③ブランド化、④オーブイノベーション投資、⑤プロフィット、⑥活躍評価、続く。

いよいよ師走

 

大きな体に広い心、三代目若社長の木原です。

 

12月になって急激に寒さが増してきました。今年の冬は寒さ厳しいようで。

 

しかしながら北海道は氷点下20度を下回る日々らしいです。

 

一体どんな寒さなんでしょう、『今朝は0度か~』とへこたれていては北海道の人に鼻で笑われそう。

 

道民はお互いの会話の中で今日何度?と聞かれると26度って言われるそうです。

 

毎日が氷点下だとマイナス○○度のマイナスを省略するそうです。

 

つまり北海道の冬場は今日26度って言われたら氷点下26度らしいです。

 

想像つかず笑ってしまいます。

 

わが社も冬支度。まずはクリスマスツリーの飾り付けです。

 

年々枝葉が足らなくなってきたような気もしますが電飾でカバー。

 

今年はスノーマンの人形も仲間入り。

 

道行く人にささやかでも季節を感じていただければ幸いです。

 

 

 

平成29年12月10日(№7503) 今どきの部下は

今どきの部下は

零細な規模の企業では組織的に部下を育成する習慣がなくなってきている。一人一人が独立した事業体のようなものだ。これでいいのかどうか「?」が付くところだが、実際に論理的に仕事を教え部下を育てるのは面倒だ。そう思っている幹部は非常に多い。「仕事を教えている時間がもったいない」「自分でやった方が楽で早い」そう思っている人は極めて多い。

 

部下に仕事を任せると時間が掛かるかもしれない、失敗して尻拭いをしなければならないかもしれない、そんなケースはしばしばあるけど、そうしなければ部下は一人前にはならない。そう思えば全体の利益のために、会社の将来のためにはそうしなければならない。そんな前向きな幹部の多い会社ほど会社の成長は早い。部下を育てればそれだけ戦力が厚くなる。

 

「自分がやった方がうまく行く」という思いが強い人は、自分の能力や経験に自信がある。自分が優秀であるが故に周りの部下が劣って見える。部下に任せていたのでは部署の成績が落ちてしまうと考えがち。仮に部下の能力が劣っているとしても、自分で挙げられるのは100のまま。200にも300にもしようと思ったら、部下を育てなければ。それが使命。

 

教えるのに時間が掛かる、失敗の責任をフォロー、注意すれば部下は不機嫌、自分の責任は増えてくる、自分でやればその分だけ楽になる。幹部は次の世代に仕事を渡すのが役割だから、一時辛抱して部下を育てることがやがて楽になる。今苦労することが、将来の自分に楽しみを与えてくれる。今どきの部下はなどと蔑まずに、自分のために部下を育てたい。

平成29年12月9日(№7502) ロシアの平昌五輪参加禁止

ロシアの平昌五輪参加禁止

国際オリンピック委員会(IOC)は5日、ロシアの組織的ドーピングを理由に、来年2月の韓国・平昌冬季五輪へロシア選手団の参加を禁じることを理事会で決めた。冬季五輪の王者ロシアは国主導で関わっていないとしているが、IOCは不正に関わっていない選手の参加は認めるが、国旗の掲揚、国歌の斉唱は認めないとされている。ロシア政府も従うようだ。

 

不正が発覚して決定まで3年掛かったが、この間IOCの弱腰も非難されたもののスポーツの神聖さは保たれたようだ。スポーツ庁の鈴木大地長官は「IOCの裁定を尊重したい。潔白を証明できるのであれば、個人の参加資格を残しておくことも重要」と評価した。東京五輪もクリーンな大会にするという方針で臨むべきだ。ドーピングなどがあってはならない。

 

ロシアの金メダリスト・レグコフら22人の選手から異議の申し立てがされているが、IOCの五輪からの永久追放は変わらないと思われる。ロシアは組織的関与を一貫して否定し、個人の責任を強調しているが、ロシアの五輪委員会の資格回復条件に付いてはIOCから示される。円満回復を望んでいるが、プーチン大統領がどんな方針を示すか今後が注目される。

 

IOCに比べると日本相撲協会はだらしない。八角理事長の責任は何処へ行ったのか。白鵬は大手を拡げて闊歩し、平成の大横綱・貴乃花を罪人にしてしまった。このままでは済むまい。白鵬は出場停止から引退へ、統率力のない八角理事長の辞任まで行かなければ今回の事件は収まらない。臨時理事会で貴乃花を処分するというが、最後は筋を通して欲しいもの。

平成29年12月8日(№7501) 離職率ゼロの企業

離職率ゼロの企業

小宮コンサルタンツ代表の小宮一慶さんのレポートを読んでいると、「『離職率ゼロ』を実現した経営者は何をしたか」の一文が目に留まった。新卒採用が難しい時代、離職率ゼロは喫緊の課題である。何故に離職率をゼロに出来たのか大いに関心がある。結論は「従業員の働き甲斐を高めた」ことと言う。その通りだと思うが、それはそう簡単ではないと思う。

 

わが社は小さな会社だが社員の勤務態度は極めて優秀だ。長い間、無断欠勤、遅刻などゼロが続いている。前期の無欠勤はゼロと勇ましい。全員出勤は早く会社周辺の清掃をしているが、それは喜んでかどうか分からない。小宮さんが例に挙げた会社は離職率が低く仕事にたいして前向きに取り組んでいる。ではどんな取り組みが社員の心に響いたのだろうか。

 

具体的には定型のシートを作り、月初にお客様が喜ぶ小さな行動目標を書いてもらう。売り上げの目標など書くと叱られる。あくまでもお客様の喜ぶ目標である。たとえば「お客様のところの作業が終わったら周りを5分間掃除する」。それで5点が取れたら次の目標を立てる。次は「良い仕事の目標」。良い仕事とは①「お客様が喜ぶこと」、②「仲間が喜ぶこと」。

 

③「工夫」。その3つの目標を毎月立てる。お客様や働く仲間に喜んでもらうことで「働き甲斐を高める」ことが、一番のやる気の源泉になるというから、視点を変えることで社員を見る目が変わる。「次の人の仕事が楽になることを考える」、これは素晴らしいことだ。簡単なようだがこれは価値があると思う。わが社でもそっくり活用させてもらいたいものだ。

平成29年12月7日(№7500) 「孫子の兵法」⑫ 時間の価値は変化する

「孫子の兵法」⑫ 時間の価値は変化する

大抵の場合「時間の有効活用はどうするか」を議論するが、孫子は「機会を生かすための時間術」を説く。時間に対する解き方に格段の違いがあるのは面白い。「戦争は勝たなければならない。したがって長期戦を避けて早期に集結させなければならない。この道理をわきまえた将軍であってこそ、国民の生死、国家の安危を託するに足るのである」。要は活かせ。

 

最大限活かさないと「時間」が勿体ない。これは時給で時間を考えている。最大限活かさないと「機会」がもったいない。これは機会のレパリッジで人生を考えている。自分の時間の使い方が多少うまくなっても、たいして成果は変わらない。しかし、自分の周りの機会を活かせるなら、人生は激変する。時間はいつでも同じ価値がある訳ではない。それが分かるか。

 

価値の極めて高い時間を、どのように使うかで人生の勝負が決まる。「孫子」は時間の価値が変動することを見抜いていた。勝機がある瞬間の時間は、すかさず行動する価値がある。ほんの数分で人生を変え得る。それは人生で何度も出会うものではないようだ。チャンスが目の前にあり、正しく動けばそれを手にする瞬間、この時間は一瞬でも大きな価値がある。

 

「勝利をする条件がないときは、守りを固めなければならない。逆に、勝機を見い出したときは、すかさず攻勢に転じなければならない。つまり、守りを固めるのは、自軍が劣勢な場合であり、攻勢に出るのは、自軍が優勢なときである」。価値ある一瞬の時間を、いかに有効に使うかで人生は決まる。時間の価値は機会の大きさで計るべき。時間術は脱却すべし。

平成29年12月6日(№7499) 好景気が実感できない

好景気が実感できない

景気がいいというのは新聞などの企業数値で何となく「そうなのかな」と思うが、零細企業の経営実感や個人の暮らしではその実感がない。現実に給料が増えている訳ではない。売り上げや利益が下げれば賞与もストップする。それでもアベノミクスは自画自賛する。日本経済の景気拡大がいざなぎ景気を超えたといい、株価も25年振りの高値を更新中だ。

 

消費関連でプラス要因を見れば海外からの観光客の爆買いや株でもうけた人の無駄遣いなど、極めて限られた範疇でしかない。消費関連のデータを見ると、まさに実感なき景気拡大。求人倍率を見ると失業者は減り、働く職場は限りなく増えている。その現実が既存雇用者の収入を圧迫していないか。支払賃金は増えているが、一人当たりの収入は増えていない。

 

毎月発表される「勤労統計」よると、企業で働いている人は増えているが賃金は増えていない。数値で見ると11月分は一人あたりの賃金は0,9%の伸びだが、雇用者数は2,7%も伸びている。一人あたりの賃金は所得税などの諸掛りを差し引く前の数字だから、諸物価の値上がりを差し引くと賃金は下落した計算に。これでは給与が上がった計算にならない。

 

ガソリン代をはじめ諸物価は急騰の気配にある。零細企業にとっては正社員を増やすよりもパートを増やすことを考えるようになるのではないか。中央と地方、大企業と零細企業、その差はますます拡大し、日本経済の拡大はいびつなカタチになりそうだ。有効求人倍率もパートタイムは1,88倍、正社員は1,03倍。これでは賃金も上らず、景気も実感なし。

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