2017年記事一覧
平成29年6月8日(№7358) 社員が絶対辞めない条件
社員が絶対辞めない条件
何度もアップしているが新卒社員の雇用は難しくなっている。しかし、会社の将来を見据えたとき、いい加減な中途採用社員では成り立たない。これまで何度も中途採用をしてきたが、気軽に来てくれる代わりに気軽に去っていく。それに比べて新卒社員は定着率が高い。もっとも半年未満で辞める社員もいるが、3年在職すれば会社の柱になり得る人材だ。
社員は決してお金で動くわけではない。昇進や昇格がしたくて働くわけではない。会社を再建するのも、発展させるのも、新規事業に取り組むのも、需要を拡大するのも、すべて社員のやる気、モチベーションがすべて。そのためには、「言いたいことが何でも言える明るい風土」があること。そこまで到達するには長い年月が掛かるが、丹念に土壌を積み重ねる。
「社員が会社から大事にされていると実感していること」。まずは社長の意志・態度が社員に認められているか。この辺りは難しいところだが、そう実感されるまで続けられるかどうか。それが出来れば社員は、「会社は自分のものだという当事者意識を持てる」。ここまで社員とトップがしっかり繫がれば、並大抵のことでは会社は傾かない。安心して働ける。
条件をまとめると3つに集約される。①「信頼」/お互いが信頼し合うこと。②「魅力」/お互いが相手から見て魅力的な存在であること。③「連帯」/お互いに共感を覚え、連帯感が生まれること。トップは「絶対に赤字を出さない」「リストラはしない」ことを社員にアピールする。そのためには厳しい条件も出す。応えて社員は業績を上げ、会社に貢献する。
平成29年6月7日(№7357) 広島カープは全国区!
広島カープは全国区!
プロ野球はセパ交流戦がたけなわで各球場とも天候に守られ熱戦が続いている。ドイツで開かれている卓球世界選手権では、混合ダブルスで吉村・石川組が48年ぶりの金メダルを手にした。13歳の丹羽選手は世界5位を破りベストエイトに進んだ。交流戦では広島カープが豪快な勝利を続け、セ・リーグ首位をキープ、真っ赤な声援で大いに意気が上がる。
最近のマツダスタジアムでは、カープのユニフォームを着ていなければ球場付近を歩けないほど。東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアム、甲子園、名古屋でも、スタンドの半分は赤く染まっている。ヤクルトは広島戦の集客を見込み、神宮球場外野席の半分8,000席をカープファン用に発売。広島地区のテレビ局はビジターの試合も力を入れ、高視聴率を得る。
1試合500万円前後といわれる放映権料を受け取る他球団にとって、広島戦は新たな収入源となった。視聴率も高い。5月31日の西武―広島戦は何と視聴率39,2%を叩きだした。ホームゲームの中継を含めて今季最高の視聴率、全国的に見ても極めて高く、連覇を期待するフアンの熱さを感じる。投打ともに好調でこのまま日本シリーズまで突っ走りそうだ。
憐れを感じるのはわがファンの巨人軍、とうとう10連敗を喫し自力優勝の機会を失った。阪神の3連戦の最後に負け、広島、楽天、オリックス3連戦に負け続けている。最近では気分が悪くテレビ中継からも、新聞のスポーツニュースからも遠ざかっている。勝敗の時の運というがこうまで負け続けては、20連勝でもしてもらわなくては機嫌もなおらない。
第65回 光陽展
はじける笑顔の山野幸恵です。
5月末、広島県立美術館の地下県民ギャラリーに
お客様が出品されるということでご招待いただきました。
何回か見させていただくうちに別の方の作品も記憶に残っていることに気づきます。
タッチや描写など作品によって様々。
大きなキャンバスに描かれる作品はどれも魅力的で、
毎回お気に入りの作品を選ぶのが楽しみです。
今回、T様の作品は、銀閣寺の庭園と月が題材の
「 静夜思・まほろぼ 」 です。
(同じくご招待された方とご一緒に)
描かれている途中で一度見せていただいた時、すぐに「銀閣寺の庭ですね!」
と私がお話すると「そうよ。いいでしょ~。」と共通の神社仏閣好きの話が弾みます。
深みのある作品、次回も楽しみにしています!
平成29年6月6日(№7356) 出生率低下 赤ちゃん97万人に
出生率低下 赤ちゃん97万人に
広島の夏祭りに「とうかさん」があるが、もともと伝統的には6月10日に開かれており、とうかさんの愛称がついたと言われる。今年は6月4日の日曜日、浴衣を着た若い女性の姿はちらほら、わかものの人口減が伺える。昨年は出生数が97万6979人初めて100万人を割る一方、死者数は戦後最多の130万7765人余りで、人口減少の加速化が顕著。
政府は希望出産率「1,8」を目標に掲げているが、最新の将来推計人口では出生率が今後1,42~1,44で推移する見通しと発表。人口は53年に1億人を割り、65年には8808万人に減少すると推計されている。合計特殊出生率は15~49歳の年齢別出生率を合算したもの。30歳台の前半が最も高く、前年に比べ34歳以下は減少したが35歳以上は増加。
婚姻は戦後最少の62万523組。晩婚・晩産化の傾向にあり、平均初婚年齢は男性31,1歳、女性29,4歳、女性の第一子出産は30,7歳だった。結婚する若いカップルは少なく、しかも子供を希望しない人たちも多い。好景気だと言われながら給料は乏しく、施設も充実していない。待機児童解消など政治の声はあるが具体的な進展はない。政治の貧困の一言だ。
一方死亡者は1万7321人増えた。07年以降は10年連続で自然減の幅が拡大、16年は沖縄を除く46都道府県で死亡数が上回った。死因はがん29%、心疾患15%、肺炎9%の順に多かった。無駄遣いは遠慮して子供が育てられる仕組みにしないと、結婚もしない、結婚しても子供を産まない傾向は増加する。国会議員が役立たずで子供貧困を生んでいる。
平成29年6月5日(№7355) やんちゃ坊主の反乱
やんちゃ坊主の反乱
パリ協定は米中協調の象徴だった。オバマ前大統領が中国の習近平国家主席と共同で参加を呼びかけ、世界的な気運を盛り上げたからだ。米がその役割を自ら捨て、排出量首位の中国が国際社会を主導するかのように振る舞う隙を与えた。トランプ大統領が「雇用を守る」という石炭業界は少数派だ。米産業界から見れば、米国が世界とは異質の市場になる。
「パリ協定は不公平。他国が米国を経済的に利用する仕組みだ」というが、国際社会に語り掛ける言葉はなかった。オバマ前大統領は「現政権は未来を拒絶する少数の国に加わった」と非難したが、今回のトランプ声明は世界の200近い賛同者の国と地域にどれだけの影響を与えることか。目標達成に汗をかく機運が萎む恐れはある。それにしもトランプは野暮だ。
トランプは声明で「再交渉」も提案したが、これに対しドイツのメルケル首相や仏伊の3首脳は即座に共同声明で「再交渉できない」と拒んだ。日本はどうするべきか。一部マスコミなどは複雑なパリ協定の事情を呑み込んで、トランプ氏へのパリ協定復活を働きかけよというが、折角できた枠組みが一層有効に活用されるよう、環境先進国としての存在感を…。
米国のパリ協定離脱は世界にどんな影響を与えるか。①歴史的な間違いと世界は指摘する。②米国の難局は中国に絶好の機会。③世界的企業のトップたちは落胆。④米国の石炭復活の可能性は低い。⑤米国が離脱しても米国の排出量は減少する。米国の石炭産業で働く人らは、太陽光発電業界の半分に過ぎない。米国は世界の進路を阻むやんちゃ坊主になった。
平成29年6月4日(№7354) プレミアムフライデーの価値
プレミアムフライデーの価値
2月から始まった「プレミアムフライデー」は先月で四回になるが、働く人にどれだけの幸せを与えたのか。まだ失敗とも成功とも評価できないが、何に時間を使ったのか、どこにお金が流れたのか、キチンとした調査システムが求められる。政治家はキャッチフレーズを作るのがうまい。しかし、キチンとした後始末が出来ないから、血税を使った政策が沈む。
戦争を経験した世代は貧困に愚痴も漏らさず、ともかくよく働く。市内で商売し始めて50年を超えたが、金曜も土曜も日曜も祭日もなかった。働かなければ生きていけない、子供を育てることもできない。仕事があれば真剣に取り組み、仕事がなければ探す。だからと言って今の「働き方改革」を批判する訳ではない。必要だとは思っているが、不公平では?
「言ってるだけで誰もやっていない」「結局その分だけどこかで帳尻を合わせなければいけなくなる」「月に一回の金曜日だけ早く帰っても時間の使い方が難しい」など圧倒的に批判が多い。その上プレ金の受け皿が社会になければ、お金も時間も乏しい零細企業の社員はトチ迷う。不公平を罵っても仕方がないが、すっかり飲み込んで受け入れなければ生きられぬ。
わが社では午前7時から毎日1時間ほど、社屋周辺の清掃を行う。土曜日は地区内の公園清掃を行う。日曜日には有志が社屋前歩道を清掃する。これで365日清掃が続く。社員は全員が徒歩通勤圏内で暮らす。余程のことがないと街で遊興をすることはない。社員の好意ややる気に甘えてはいけないが、「働き方改革」の提言を機として新しい取り組みが必要だ。
平成29年6月3日(№7353) 正々堂々の大関・高安
正々堂々の大関・高安
5月31日午前、日本相撲協会は両国国技館で臨時理事会を開き、関取高安(田子ノ浦)の大関昇進を満場一致で決めた。理事会終了後、八角理事長が報道陣に対応。「相撲もさることながら私生活でも力士の手本となって欲しい。日頃の稽古の積み重ねがあってこその馬力。その馬力を維持するには稽古しかない。倍やる気持ちで上がって欲しい」と期待と注文。
八角理事長は名横綱・千代の富士に鍛えられた弟弟子、コメントに高安の昇進には兄弟子の稀勢の里の努力が、重なって見えるような柔らかい表情があった。高安は15歳で入門し、何度も逃げ出しながら12年掛かって大関の地位をものにした。最近は大学卒の力士が多く、中卒で芽を出す力士は少ない。子どもたちに夢と希望を与える、極めて稀な存在になる。
高安は伝達式で「大関の名に恥じぬよう正々堂々精進します」と決意表明した。兄弟子の横綱稀勢の里と同様のシンプルなあいさつだった。直後に「ひるおび!」に生出演したが、穏やかな表情で「名古屋場所では優勝を目指す」と意気込んだ。勝負以外の素顔を初めて見たが、初々しい和らいだ顔に感激した。名古屋場所では横綱4人、大関3人の豪華さである。
稀勢の里の負傷の完治は不明だが、名古屋場所で高安に掛かる期待は大きい。何よりも30歳台の3人の横綱に負けないこと。稀勢の里と優勝を争う場所になれば盛り上がる。モンゴル勢も意地を見せるだろうから、勝負への期待はこれまでよりも大きい。やがて御嶽海、正代などが大関に挑戦する時代になり、日本大相撲は万々歳となる。負けるな、大関高安!
平成29年6月2日(№7352) 「人手不足」は改革のチャンス
「人手不足」は改革のチャンス
わが社では3月31日に1名退社、4月に新卒2名が入社したが、そのうち1名は戦力として見込みがなく退社してもらった。社員数は変わらないが戦力は大きくダウンしたことになる。4月の有効求人倍率は1,48倍、バブルのピークを上回り1974年2月に付けた1,53倍以来、43年2ヶ月ぶりの高水準を記録した。建設現場の倍率は3,72倍に達した。
前年同月比での増加は、就業者数、雇用者数とも安倍内閣が発足した直後の2013年1月から52か月連続。アベノミクスの開始以来、雇用情勢の好転は続いている。定年延長など働く高齢者の増加や女性の参画が活発になり、就業者全体の数は2010年の6281万人を底に増加傾向が続いており、1998年1月の6560万人に近づいている。更に増えるか。
「後継者難」に続き「求人難」による倒産件数も増加傾向にある。求人と求職のミスマッチがますます多くなる傾向にあるが、事務職(内勤)の有効求人倍率は0,31倍。但し事務職は効率化が進み減少しているのも現実である。このミスマッチ解消には、いま政府が旗を振っている長時間労働などの「働き方改革」が不可欠であるというが、厳しい選択である。
求人活動は中小企業同友会の活動を通じて社長が担当しているが、簡単ではないようである。活動を活発にすると同時に、「人手不足は改革のチャンス」と捉え、働きやすい労働環境の整備が求められる。従来通りのやり方では、そう遠くない将来、人手不足倒産に直面することになる。ともかくもいま頑張っている人たちが、気持ちよく働ける環境を作ることだ。
新しい家族
大きな体に広い心、三代目若社長の木原です。
家も引っ越してかねてからの要望でついに犬を飼うことにしました。
子供たちは長男を除いて大喜びです。しかしペットショップにいって商品のように買ってくるのも
いささか違和感が、、、、
そりゃかわいいですけどね。柴犬もいいし、ラブラドールレトリバーなんて憧れですよね。
昔飼っていたマルチーズもいいし。
いやいや、ここはご縁を求めて一路竹原まで行きました。
約一時間かけて到着したのは動物愛護センターです。
ココでは保護、捕獲、捨てられた犬や猫の里親を募集しています。
しかし、タダでもらえるわけではありませんしっかり二時間講習を受けて様々な誓約書を書いて
やっとご対面。5匹いた子犬の中から娘は一匹の雌から目が離れません。
娘にも一緒にめんどう見ていくことを確約させていただいて帰りました。
講習中に印象に残ったのは15年生きるとしてその間の餌代、ワクチン代、治療費など
本当に支払って面倒を見ていく覚悟があるか聞かれました。
生き物を飼うということは本当に覚悟がいるものと改めて決意。
もしかしたら娘は15年経ったら嫁に行っていないかもしれません、、、、、泣
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