2017年記事一覧
平成29年9月18日(№7420) 敬老の日
敬老の日
本日は「敬老の日」だが、もともとは「老人の日」と呼称されていたようだ。老人の日の意義は、「国民の間に広く老人の福祉について関心と理解を深め、老人に対して自らの生活の向上に努める意欲を促すため、老人の日、及び老人習慣を設ける」とされていた。敬老の日の意義は、「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」と祝日になった。
この老人とは何歳を指すのか。「敬老の日」の基準はないようである。「老人福祉法」では、老人は65歳以上と決められているが、年齢の線引きは人それぞれに基準があり、「老人」と呼ばれることに抵抗がある人も多い。現に65歳の基準も、再検討され始めている。地域によっては「敬老会」への誘いが節目のようになっているが、概ね70歳を基準としている。
わが地域でも「敬老の日」はお祝いが催されるが、第一回だけはお付き合いで参加させていただいた。以来、毎年お断りを続けている。80歳を超えたが気分は現役だし、高齢者として祝ってもらうのはあまり好まない。出来れば老人として祝ってもらうのは願い下げにしたい。「80歳、おらが村では青年団」。考え方は色々だが、気力、体力とも生涯青年で…。
15日、厚労省は全国の100歳以上の高齢者が、昨年より2132人増えて6万7824人になった。うち女性が5万9627人で約88%を占める。男性は8197人。今年度中に100歳を迎える高齢者は、3万2097人で過去最高となる。100歳以上の高齢者の多い県は、島根、鳥取。少ない県は、埼玉、愛知となっている。100歳以上の高齢者は幸せか。
平成29年9月17日(№7419) 崩壊か夜明けか
崩壊か夜明けか
大相撲の人気は盛り上がっており、連日「満員御礼」の垂れ幕が下がっている。ここまで盛り上がったのは、稀勢の里が初優勝し負傷を押して二連勝したことによる。その時の怪我が祟ったのか、ついに今場所は初日から休場した。先場所優勝した白鵬も休場、鶴竜は来場所に進退を賭けるという。四人の横綱の内、三人が初日から休場とは前代未聞の事である。
ただ一人満身創痍で出場の日馬富士は、三日目四日目と連敗し、このままでは気力をなくし休むかもしれない。その上、大関の高安、人気者の宇良は三日目から怪我で休場、碧山と佐田の海は初日から休場。すっかり相撲人気は萎んだと思いきや、すべての力士に優勝のチャンスがあると人気を盛り返している。大関の照富士、豪栄道には優勝のチャンスはない。
何と言っても若手の元気がいい。優勝の可能性のある力士を上げてみると、上から4勝0敗が琴奨菊、阿武咲、千代大龍、貴の岩、大栄翔と5人もいる。元気な3勝1敗は、北勝富士、大翔丸、貴景勝、荒鷲、遠藤と続く。阿武咲、貴景勝はまだ21歳の若手だ。高齢は33歳の琴奨菊1人だ。横綱休場を契機として新しいスタイルの相撲が生まれて欲しい。
最近の相撲取りは腹が大きい。その分だけが稽古が進まないようだ。結果として怪我が多くなり、休場する力士が増える。最近の怪我は食い太りと稽古不足、それに白星に対する執念の不足にあるようだ。相撲の取り方が悪いと怪我をする率も高くなる。稀勢の里や高安の怪我は、見ている者に疑問を抱かせる。玉鷲も怪我をしたようだが「歩ければ相撲を取る」。
平成29年9月16日(№7418) 崩壊の足音
崩壊の足音
離党の時期も一律には行かないと思うが、民進党の鈴木義弘衆院議員が離党届を出した。既に離党している細野豪志氏らと新党を立ち上げるらしい。折を見て離党する同氏らも決まっているようだ。神奈川16区の後藤祐一議員は「民主党は左に偏り過ぎている。中道の政党でなければ政権はとれない」というが、まさしくその通りである。国家観の違いが通用?
不倫の雄と言われる週刊文春が9月21日号のトップで「前原誠司民主党代表の北朝鮮美女のハニートラップ疑惑」という大きな見出しが写真付きで掲載されている。〝極秘訪朝で撮られた親密ツーショット公開〟とある。タレントさんのようにみっともない言い訳はすまいが、前原氏は何時、何の目的で訪朝したのか、政党のトップとしては由々しき問題だ。
安倍内閣の世論調査の支持率が45%と盛り返し、不支持率が38%に減じた。民進党は7%と変わらず、前原代表の評判も上らない。共産党との連携は多くの人が反対し、前原代表も見直しを表明したが、その後はうやむやになっているようだ。次の選挙では政権奪取など言葉の威勢はいいが、離党者が増え、共産党との関係もけじめを付けなければやがて崩壊する。
東京都議会からも民主党はほぼ追放された。前原代表がスキャンダルにまみれると、政権奪取など絵空事になってしまう。崩壊しないためには左派グループとたもとを分かつこと、共産党と連携しないこと、批判するだけなら構わないが政権を狙うのならすっきりするしかない。憲法の話も自衛隊の話も北朝鮮の話も出来ないようでは、国家の資格はないだろう。
平成29年9月15日(№7417) 日本の富裕層が大幅に増加
日本の富裕層が大幅に増加
年金生活者にとって日々の暮らしは富裕ではないが、さりとて極端に貧乏なわけではない。身の回りに富裕な人を見かけることはないが、2000年に比べて2015は超富裕層を含めて46%増加し、金融資産も60%増加しているという。富裕といえばテレビで華やかにしている人たちを想像するが、堅実な暮らしを営んでいる人が多いそうな。暮らしは質素か。
富裕層、超富裕層の基準は知らないが、2015年で超富裕層が73,000世帯、富裕層は114万世帯という。その下の準富裕層を加えると相当な世帯に上る。2020年には約2倍にも増加するという。この伸びの要因は「アベノミクス効果による株価上昇」と「税制改正による相続者の増加」にあるという。年収1億円以上の役員報酬を得た人は411人いる。
今後も国の財政が厳しくなったら相続税が引き上げられる傾向にあるから、当然、生前贈与が増えてくる。その分、富裕層の数は増加する。亡くなったときの相続人は配偶者と子供に限定されるが、生前贈与にはそういう制約がないので可愛い孫らにも自由に直接贈与できるメリットがある。私は富裕層ではないが、7人の孫たちにささやかな生前贈与を行った。
日本の富裕層の職業で最も多いのは企業経営者で36%、2位が医師で9,5%、続いて地主を含む不動産オーナー(いわゆるメガ大家)。しかし、富裕層の人たちは管理や保存のために心が休まないだろうし、決して幸せな人生ではあるまい。これは富裕層たちの数字的位置を示したにすぎず、人の幸せを計ったものではあるまい。無欲であれば年金暮らしもいい。
平成29年9月14日(№7416) ビジネスの改善
ビジネスの改善
北朝鮮の抗いのせいでもあるまいが、地方の経済は縮小傾向にある。このまま放置しておくとビジネスは大変なことになる。書店に行くと無駄取りや5S改善など現場改善に関する書籍は溢れているが、開発業務改革・改善に関する書籍は少ない。最近はCADが普及したため、プランナーが何をしているか外から見えなくなってしまった。見える方がいい。
図面などドラフター時代は誰でも見えていたため、先輩や上司から様々なアドバイスをしてくれていたが、今では孤軍奮闘しているプランナーが増えてきた。あらためて開発現場の四大問題について考えたい。①止まらない品質トラブルの発生。②経営習慣病による危機感の欠如。③QD最優先、C無関心。④慢性的な高負荷状態。これらをどう考えれば…。
商品のコストダウンに努めなければならないのに現実は、残業や休日出勤に明け暮れている。なぜならやるべきことが多いからだ。③のQD優先、C無関心について考えたい。QCD(品質、コスト、納期)は経営の三要素であるが、品質、納期は重視するものの、コストに関しては無関心である。自分の財布は気にするが、会社の財布には全くの無関心である。
対処の方法はいろいろあるが、具体的にどうするかは改めて論じたい。いずれにしても当面はコストを下げねばならないが、どうやって下げるかが課題である。質を落としては商売にならない。愛想を悪くしては相手にしてもらえない。やはり人間の質の問題が大きい。どうやって商売の質を高めるか、たくさんの課題を乗り越えてこそ、新しい道が拓けてくる。
平成29年9月13日(№7415) 後始末
後始末
親子農業体験塾「志路・竹の子学園」を廃園してから間もなく二年半になろうとしているのに、何もかも中途半端で後始末が出来ない。所有している土地は田んぼが1200㎡、畑が1000㎡、公園は4000㎡に及ぶ。他に借地がありトイレや冷蔵庫などの機材が放置してある。また子どもたちの記念品や来社者の揮毫など、邪魔にならないからそのままに放置。
病気で倒れたから廃園しただけに、地域の人たちも同情心があるのか苦情も出ない。放置してもさほど迷惑は掛けないが、それでは申し訳がない。田んぼや畑、それに公園などの難敵は雑草である。少なくとも1年に2回は刈らなければ、手に負えなくなる。とりあえず高齢者のグループと契約し、1年に2回刈り取りをすることに決めた。年間10万円の経費。
田んぼは離れているから草刈りだけで済ませるが、畑の周りは耕作されている。草も半端ではないだけに、除草シートで雑草を防がねばならない。5年に一度交換するとして1回が10万円程度の費用が必要だ。入塾記念樹。金木犀の植栽の剪定、道路の邪魔になる桜の剪定など、どのくらいの費用が掛かるか予想もつかない。25名の塾生のための備品もある。
大型冷蔵庫、仮設トイレ、食器類、本箱などの家具、食堂のテーブル、塾生たちの椅子、看板類、不要なものは処分することになる。何と言っても全てに思い出と未練があるから、計画しても前に進まない。9月の内には片付けて借地は返還、所有地は迷惑を掛けないように整備しなければならない。後世に嘲笑を受けるようでは、折角の活動が恥を晒す事になる。
平成29年9月12日(№7414) 介護費膨張
介護費膨張
毎朝8時ごろ自宅を出て会社に出勤する。なぜかこの時間は介護車の往来が激しくなる。朝自宅を出て午後になって帰宅する。どのようなときを過ごされるのか分からないが、少なくとも快適なひとときを過ごしているようだ。今年も介護保険の掛け金が上った。お互い助け合いといえば聞こえはよいが、40年も最高額を掛けていれば今の相場で累計730万円。
介護保険が膨張している。介護施設や住宅サービスの給付費は約9兆円に上り、2025年度には20兆円に膨らむ見込みだ。わが夫婦は共に80歳になるが、介護保険には該当しないようでお世話になれない。多少意地っ張りなところもあり、介護保険のお世話にならないと心掛けているせいもある。リフォームの仕事をしているが、介護保険を受ける人は多い。
生活援助と呼ぶサービスを受けるのは月10回程度と平均的なケースが多いが、「家政婦代わりに使われ、本人の自立につながらない」との指摘が後を絶たない。無駄を生む理由の一つは「安さ」だ。例えば生活援助なら2,000円、自己負担は原則1割の200円ほど。最低でも1時間925円ほど掛る民間の家事代行サービスより格段に手軽だ。利用は増える。
介護サービスのケアプランを厳しくすればいいようなものだが、それも難しい。介護保険の運営主体の市町村には、プランを精査して見直しを迫る権限がない。介護事業所の経営者は、「ケアマネージャーと事業者が結託すれば防ぎようがない」と明かす。介護の効率化を進めながら、質の高いサービスや担い手のやる気を引き出せるか。最早改革を先送りできない。
平成29年9月11日(№7413) お客様に「満足」を超えて「感動」を
お客様に「満足」を超えて「感動」を
新規のお客様を獲得することは、いつの時代でも重要なマーケティングのテーマである。市場の縮小が続く今の時代では、一回のお客様を一生のお客様にする「リレーションシップマーケティング」がより重要になる。良い企業には良いお客様が、長く続くもの。お客さまの質をみれば、企業のレベルが見えてくるもの。「満足」を超え「感動」までは簡単でない。
最初は将来のお客様になる「潜在客」、次に商品やサービスを購入した「顧客」、さらには継続して購入してくれる「得意客」、そして特定の商品を特定の企業からのみ購入する「支持者」、さらに商品やサービスを気に入ると、他の潜在客に商品を勧める「代弁者」。そして最上のお客様は「パートナー」。お客様は顧客⇒得意客⇒支持者⇒代弁者⇒パートナーまで深化。
最近のリフォームチラシは各社が競って安値チラシを新聞に折り込んでいるが、安値に釣られて「潜在客」から「顧客」になったとしてもそれから上には進みそうにない。うまく行けば継続して購入してくれる「得意客」になってくれるかもしれない。しかし「支持者」や「代弁者」までにはまだ距離がある。当たり前のサービスを特別に思っていないか。
商売に限らず人は何に感動するか。それは「見返りを求めず他人様のために汗を流す」ことにある。商売はお金とモノの取引であるが、もしも地域のために、他人様のために無償の汗を流したらどうなるか、そんな会社は支持者を代弁者に変え、パートナーにまで育てるに違いない。ここまで到達すると会社は強くなる。多少の不景気でくたばりはることはない。
平成29年9月10日(№7412) 「消滅集落」激増
「消滅集落」激増
先日、農業委員会から耕作していた田畑の将来計画について問い合わせがあった。「親子農業体験塾」を中止して、もはや将来計画はない。「計画なし」として返信した。健康であれば故郷の振興に力を出したいところだが、八十路を超えて病身ではどうしようもない。畑の周辺はまだ耕作しているが、田んぼの奥はすべて荒れ地となっている。農業をする人はない。
わが広島県の人口は2,860,750人で中国地区のトップに立つ。最下位の鳥取県は588,667人、島根県は717,397人、大都会の平均的な「区」より少ない。広島県も多いようだが、広島市を中心に福山市、呉市、東広島市の周辺に人は集まっている。農村地帯では一人も住んでいない集落が、相次いで生まれている。空き家は傾きかけ、暮らす人は一人もいない。
広島県の北部では縦横の道路と、農協などの大きな空き家が並んでいる。島根県では松江市と出雲市が全県の半分以上の人口を占め、70%の地域は消滅している。鳥取県でも事情は同じこと。米子市と鳥取市が人口の60%を占めている。全国いたるところに同様の歪さがある。アベノミクスは経済の成長ばかり追い求めるから、日本の国をガタガタにしている。
安倍さんがあくどいとか能力が足りないとは思わないが、一億総活力化などとお題目を並べてもタネを蒔く場所がない。わが故郷など40年前は2千人を超える人口がいたが、今では360人。20年もすればゼロに近くなるのではないか。経済の成長も必要だろうが、日本の何処でも国民が生きていける土壌が欲しいものだ。それでもまだ道路を新設している。
平成29年9月9日(№7411) 眞子さまご婚約内定
眞子さまご婚約内定
慶事を遮るように北朝鮮は水爆実験を行ったが、既に決められた眞子さまと小室さんの婚約内定発表は予定通り行われ国民の祝福を受けた。お祝いは喜ばしい中、早くも経済効果の期待が生まれている。結婚は来年に予定されているが、もたらす経済効果は壱千億円規模に達すると期待されている。ブライダル関連市場は裾野が広く、果てしなく広がりを見せる。
記者会見は質問に対して眞子さまが先に答えられ、小室さんが笑顔を合図にお答えになるという図式で進んだ。知り合ってから結婚に至る心の変化も説明が分かりやすく、幸せな未来が予測できるような予感がした。挙式までの儀式も簡単ではないようだが、小室さんの落ち着きを見ると無事に消化されるような気がする。来年はどんな祝賀ムードに盛り上がるか。
晩婚化などの影響を受けブライダル市場は、縮小傾向にある。矢野経済研究所は17年の市場規模が、前年の0,6%減の2兆5150億円と予測する。マイナスは9年連続だが、お二人の婚約内定という明るい話題が、市場を活性化させそうだ。お二人とも25歳という若い年齢が、もしかしたら晩婚化という風潮にストップを掛けないか、期待する向きも多い。
眞子さまの言葉によると「結婚は当初から二人の念頭にございました。プロポーズはまことに嬉しく思いました。私の心は決まっていたので、その場でお受けしました。13年12月の事である。質問を受けながら顔を見合わせ微笑みながら、よどみなく交互に応えられる表情は日本人のモデルのように思えた。来年は「あやかり婚」が激増し、賑わうことを願う。
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